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団塊世代の釣魚料理


私は料理を習ったことがない でも、作るのは嫌いではない
今は良い時代で、調べようと思えばインターネット上に膨大な資料がある
玉石混合だが取捨選択すればよい
私の料理なぞも「石」の方だが、最低、家族が喜べば良いと思っている

我々、団塊世代のお父さんはここ数年で、大量に退職して巷に溢れている
濡れ落ち葉、粗大ゴミと呼ばれて、悶々と過ごすのは皆さん不本意のはずだ
そう呼ばれず、家庭内で存在価値を保つにはどうすべきか?
答えは「男子厨房に入るべし」だろう
それに、退職と同時に離婚届を突きつけられても、料理ができれば何とか生きて行けるでしょう

世の奥さん族は毎日毎日の献立を考えて数十年、辟易しているのが本音です
そんな時あなたが防波堤に行き、小アジを釣ってきて、カラ揚げでも作ってやれば大喜びされ、
あなたの株も上がること請け合いです
釣ってきたのは良いが、奥さんに丸投げはブブーです

前の晩、釣魚の「鍋料理」を楽しみ、残り汁を少し利用して、今日のお昼に「親子丼」を作り、
あとの残りの汁でダイコンやニンジン、シイタケ等の「野菜を煮付け」て夜の食事に供すれば
一粒で3度美味しい!
でもそれによって、夜、奥さんがニジリ寄って来ても責任は負いませんので悪しからず

何度でも言います 「団塊世代の男子、厨房に入るべし!」





団塊世代釣魚料理 1  赤の他人丼

親子丼は鳥肉と卵、ブタ肉や牛肉と卵でつくるのが他人丼ということだそうだ
ならば、釣魚と卵で作ったので、「赤の他人丼」と私が勝手に名付けた



写真はカサゴの「赤の他人丼」

材料2人前
カサゴ1尾(アジ・キス・メゴチ等フライにできる釣魚なら何でも可)
豚コマ少々(無くても可)
タマネギ半分
玉子3個
カイワレ少々

丼のたれ
私は鍋の残り汁やおでんの汁150cc程度をベースにして
濃い口醤油(煮詰まり具合による)と日本酒で味を整え、砂糖、一味を少々入れて作ることが多い

参考例
「前の日におでんや鍋をしなかったらどうすればいいんだ」という困った方に

出汁70cc(昆布とカツオブシで作るが、市販のめんつゆ+水で代用すれば良い)
ミリン20cc+日本酒30cc(好みの割合でOK、甘めが好きならミリン多め)
濃い口醤油30cc(銘柄によって味が違うので、その家庭で使用している醤油で可)
砂糖スプーン1杯(スプーンの大きさは?などとアホな質問はなし、血糖値によって加減)
一味トウガラシ好みで少々

以上を小鍋に放り込み、ひと煮立ちさせて、アルコールを飛ばせておく

(出汁)7・(ミリン+日本酒)5・(醤油)3・・・7,5,3と覚えておく
[シチ・ゴ・サンは私もネットで覚えました]
丼ものにはほとんど通用します
あとは各自の好みで変えてゆけば良い

コツは玉子で味が薄まりますので、やや濃い目が良いかも

作り方

@釣魚を三枚におろして、フライを作る(できない人は奥さんに習う)
フライが面倒なら、ソテーでもカラアゲでも良い
A玉子は黄身をつぶす程度に溶き、あらかじめ2つの容器に入れておく
玉子はあまりかき混ぜない、白身は熱を通すと何種類もの食感を持っているらしいので・・
B小さめのフライパンで薄く切ったタマネギと豚コマを炒める
C炒まったら上記の丼つゆを入れる(炒めるのが面倒なら省略してもよい)
Dタマネギが軟らかくなったら、@で作ったフライをのせる
EつぎにAの溶き玉子を一椀入れて、さっとかき混ぜる
F蓋をして、卵が硬めの半熟程度になったら、もう一椀の溶き玉子をまわし入れる
Gあとで入れた玉子が適度な半熟程度になったら出来上がり(蓋を開けて目で確かめればよい)
Hあらかじめ丼に温かいご飯を盛っておき
作ったタレをのせ、”カイワレ”か”みつば”でも散らせば完成

釣魚は何でも使えますが、私は特に白身魚で作る「赤の他人丼」が好きですね

 



団塊世代釣魚料理 2  フクラギのタタキ丼

北陸地方でいうところのフクラギとはイナダ(関東)・ハマチ(関西)です
タタキはアジでよく作っていたのだが、秋の脂の乗ったフクラギの
腹身でやってみたら非常に美味で、家族に好評でした



写真は「フクラギのタタキ丼」

材料2人前
フクラギ  4/1尾(三枚におろし、背身と腹身に節どりして腹身のみ使用)
万能ネギ  3本
オオバ  2枚
オロシニンニク  スプーン一杯位
オロシしょうが スプーン一杯位
玉子2個
もみノリ少々 
カイワレ少々
醤油 適当


作り方

@魚をまず三枚に下ろす
Aおろした片身を節取りして、背身と腹身に切り分ける
B腹身だけ使用して、刺身の一切れの1/3ぐらいの大きさに、そぎ切る(適当に)
Cおおばを細かくみじん切りしておく
D万能ネギも細かく小口切りしておく
Eそぎ切ったフクラギにおおばと万能ネギを混ぜ合わす(たたかない)
Fニンニクをスプーン一杯位すりおろす
Gしょうがもスプーン一杯位すりおろす
Hしょうがとニンニクを混ぜ合わせ、そこに醤油を小さじ一杯位、適当にふりかける
Iこのニンニクしょうが醤油にEのフクラギを混ぜ合わす
J玉子焼きを作る(これは箸をかき混ぜるながらパラパラになるように焼いてください)
K丼に熱いご飯を盛り、Iを乗せ、そのまわりに玉子焼きをもりつければよい
最後にもみ海苔とカイワレでものせれば立派な丼になります

ちなみにニンニクをいれることによって味わい深くなりますので・・・念のため
これをアジでやればアジのたたき丼ということになりますかねぇー

 
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