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手取川年度別寸評
 
上は昭和63年9月下旬の川北大橋下流の写真です。石の大きさが 今とは段違いなのが良く分かる、今は昔か・・・。悲しいがこれが今の手取川の現実だ。


平成22年度寸評
 今年の春は寒く、4月の半ば過ぎだというのに冬のようだった
気象庁によれば、「北の寒気」と「南 の暖気」がいつもより激しく対峙しているからだという
例年より寒気が強いが、また「エルニーニョ現象」で南の暖気も強いのだそうだ
ところが一転、夏になると我慢ができない異常高温が続いた

地鮎の遡上数は例年より多かったが、春先の気候が影響して小型だった
好ポイントの瀬に入れば、60、70尾がコンスタントに掛かった
私は辰口橋と粟生橋の間に居座って釣り続け、釣果も良かった
しかし川に入っていても暑く、常に水分補給しながらの難行苦行の釣りだった
全国的にはあまり良くない年だったのか、、
特に岐阜方面からの、手取川にたいしてのメールの問い合わせが多かった年だ


平成21年度寸評
 この冬は例年に比べて雪が少なかった
白山山麓では半分の量だったそうだ
2月9日には梅の花が昨年より二十四日も早く咲き、13日には「春一番」が吹き
桜の開花宣言は4月3日で、満開は10日頃 だった
金沢気象台は「冬型の気圧配置が長続きせず、今年は典型的な暖冬」と発表
ありがたいことに、私自身除雪は一度もせずに済んだ

6月16日の解禁日は減水をしていたがクリアーな水質で、鮎の型も数も良く
近年では最高の幕開けとなった
ところが今年は太平洋高気圧の勢力が弱く、梅雨前線が日本上空を
上がったり下がったりの長梅雨となり、北九州、中国地方で大雨被害をもたらした  
手取川も例外ではなく、6月下旬の豪雨でニゴッてしまい
8月初旬まで友釣りはできなかった
私は8月中旬と9月中旬に一回ずつ竿を入れてみたが
もう鮎の魚影は薄く、数釣りはできないようになってしまっていた


平成20年度寸評
 今年の1月は暖冬、2月に入ると一転、氷点下の寒い日が続いた
だが、寒い割りには降雪量が少なく、除雪をするほど積もらなかった
春は暖かく、稚鮎の遡上状況もよく、期待されました

解禁日は平水、ニゴリなし、午後2時の水温19℃と高め、下流域にアカ腐レが見られます
ただ、水量に関しては、土日に流し、平日に減らす傾向がありますので信用できませんでした
 
私自身、二度ほどしか友釣りをしてなく、川を語るにはほど遠い状況です


平成19年度寸評
 冬場はまれに見る暖冬で、スタッドレスタイヤの交換も不必要なほどで、
山にも雪は無く、ダムの水が増えず、夏場の水不足が心配された。
桜が咲き、稚鮎の遡上頃には案の定、手取川には水が少なかった。
だが解禁日は好調で、小さいながらも天然地鮎が良く追った。  
夏場は4日連続35℃以上の猛暑日が続き、8月の真夏日は21日間もあった。
にもかかわらず、7、8、9月の鮎の盛期には、川が濁って釣りができない日の方が多かった。
やっと回復した頃に激しい雨が降り・・を繰り返して、満足な釣りが出来ない状態が続いた。
川も段々砂で埋まり、手取川はもう昔の面影のかけらも無い・・・寂しい・・・。


平成18年度寸評
 冬場の雪が多く、水量豊富だったが、春先の日照不足が響き、地鮎の遡上が遅れてしまった。  このまま解禁しても鮎が小さく、友釣りでは釣りにならない状態だった。
 それに加えて、解禁日前日に降った大雨のために手取川は赤ニゴリとなり、
そのまま7月前半までニゴリ続け、ちょっと回復しだした頃にまた雨といったことを繰り返し、とうとう8月下旬まで回復せずじまいだった。
 特に手取川第三ダムからのヘドロの吐き出しがひどく、それより下流域の石に泥がかむり、おまけに低水温では鮎が成長できるわけがない。
私の今年の初釣りは、8月30日と情けないことになってしまったが、鮎の数はいるために”追い”そのものは悪くはなかったが、型が悪く、おもしろ味に欠けた。
年々、手取川は悪化しています


平成17年度寸評
 今年の地鮎の遡上状況は近年では良い方だったと思う。
しかし、順調な解禁日を迎えるも、6月下旬から川がニゴッてしまい、釣りができないまま、7月の下旬まで過ぎる始末だ。 少し薄ニゴリになり、回復するかと思えば土砂降りとなり、 川の中の石はドロ被り状態が続いた。 鮎もない物ねだりはできず、コケを食めずに小型が多かったようだ。
 8月中旬の大雨で手取川は白川状態になつたが、むしろ川や鮎のためには良かった。
友釣りは8月下旬頃から数も出るようになり、9月の声を聞くや本格化した。
 しかしこの頃、このHPに誹謗中傷めいたものがあり、私が意固地になってしまい、鮎釣りに嫌気がさしたのを機会に、海釣り転向してしまったので、後の詳細な状況は知らない。

平成16年度寸評
地鮎の遡上は昨年を上回って悪く、ほとんどなかったと言えるほどだった。 これは手取川に限らず、日本海側の河川のほとんどでみられた現象だった。
おまけに鮎シーズン中は手取川は濁りっ放しで、これでは釣りになりません。

私の今までの釣行アベレージが1日三十数尾なのに、今年は4日で総数18尾、アベレージが4尾程度にしかなっていないのは、何をか言わんだ。
私みたいに、次第に鮎に情熱が失なわれて行ったファンも多いと聞く。

手取川に対して、早急に対策が必要なことは誰の目にも明らかなのだが、では具体的にどうするかということになると難しい。県、北陸電力、用水組合、漁協が真剣に話し合い、お互いに譲り合いながら手取川の自然回復を模索してゆくべきだろう。
                  もう、遅きに失しているかも・・・。

平成15年度寸評
平成15年度(2003年)の天然鮎の遡上は近年では最悪だったように思う。6月、7月は大きな雨も降らないかわりに、曇り日が多く、水温が低いままだった。 ところが、冬場の山の降雪が多かったためにダムは満水状態で、平日には多量の放水をし、土日には減水さすという繰り返しだった。平日は危なくて川を渡れない場所もあったほどだ。

当然、春先から初夏にかけての水温も低く、おまけに近年まれにみる稚鮎の遡上の悪さだった。ヘチを歩いても稚鮎の群れもあまり見かけず、中流部での縄張り鮎は瀬の中の一等地にのみ少々いた程度だったか。
少ない遡上鮎も8号線前後に溜まっており、かろうじてその辺りでのみ好釣果の話をたまに聞くのみだった。

大日川を含む上流部はポツポツの噂はあったが、1日かけて釣る気になれず、今年も足が向かなかった。年々、釣行日数が減っているのは、その分海に行っている為なので、手取川が好調ならばもっと通っているのだが・・・。

それに、鮎釣りをして初めて、私事都合により解禁日に参加しなかったのも情熱の冷めた証なのだろうか?

          いずれにしても過去最低の年だったのは間違いない。

平成14年度寸評
平成14年度(2002年)は春先の天候も安定しており、遡上状況も例年並だと思われた。 6月初旬の解禁前の下見では、川北大橋付近の瀬の中には16Cmほどの鮎が縄張り争いをしているのが見てとれた。
しかし、6月16日にフタを開けてみたら、数は出たが型に不満が残る釣りとなってしまった。特に下流部に 行くにつれてその傾向が強かった。

ところが6月30日の漁業区下流の解禁では山ノ庄から川北大橋にかけては、瀬の中で天然地鮎の18〜20Cmが朝一番で入れ掛かり、 おもしろい釣りが堪能できた。

だが、7月7日の漁業区上流部の解禁はさんざんなものだった。鮎も見えなければ、人もまばらといった風景だった。 釣り人に様子を聞くと大半がボーズというありさまだ。
その後、雨で川がニゴリ、竿が出せない状態が続いたが、これもめずらしくないか・・・。

ようやく釣りができるようになったのは、8月始めの頃だ。それも用水の水が入ってニゴリの薄まった粟生橋から下流に 限られている。その用水から上流はニゴリが強過ぎて、まったく釣りができない。
8号線上流が手取川のメーンステージで、それも、ニゴリ、渇水、高水温、混雑、と悪環境の中での辛抱の釣りとなっていた。

鮎はそこそこ釣れるが、おもしろくない !

9月1日を最後に海釣りに転向してしまったので、その後は・・・わからない。

平成13年度寸評
平成13年度(2001年)は夏異変、北冷西暑と言われ、日本列島北部は異常に寒く、 西日本は異常な猛暑に見まわれた。
解禁日は良型の追いで、沸いた沸いたの騒ぎも、居付き鮎を 釣り上げてしまった次の日からは渋い追いとの我慢比べになってしまった。鮎は遡上せず、水温の高い 下流の美川地区で溜まっていたのがその理由だ。
7月に入り暑くなると、山ノ庄下流から辰口橋の間のガンガンの瀬で良型が追いだした。 しかしそれも長続きはせず、8月は県内も暑い日が続き、手取川も減水と高水温で釣果が落ちていった。 私は怪我したこともあり、無理な釣りは控えたため釣果を伸ばすことができなかった。
9月に入ると、総釣果555尾という切りの良い数字で早々とアオリイカ釣りに転向してしまった。

平成12年度寸評
平成12年(2000年)は山岳に雪が多い年だった。そのため春先の好天気にもかかわらず、 雪解水によって川の水温が低いままでなかなか上昇せずに、地鮎の遡上が例よりも遅れたようだ。
また遡上距離も短く、川北大橋前後までに止まり、そこから上流では地鮎は非常に薄かった。
一方、放流鮎は例年通り?に冷水病で歩留まりが悪く、大日川や手取川上流部の放流に頼った場所は釣りにならなかった。
従って、今年の釣行場所は川北大橋より下流部に偏らざるを得なかった。その結果、漁業区内の鑑札の必要な所では鮎は釣れず、 川北大橋より下流の鑑札の不要の区域で良い釣りになるといった、皮肉な現象が起きた。

シーズン中も猛暑が続き、高水温と渇水からくる藻(エサ)不足により、鮎そのもの も例年より小型の生育不足が目立ち、9月の下旬にもかかわらず、粟生橋(手取橋)近辺には10Cm位の小鮎が群れをなしていたが、 これらは今後いったいどうするのだろう?

またシーズン通して風の強い日が多く、風で竿を2度も折ってしまった。釣果そのものは良い方だったが、楽しい釣りをした年とは言い難い。


平成11年度寸評
平成11年度は春先の天気が安定しており、天然遡上河川では大量の地鮎が期待された。 手取川も遡上状態が良く、解禁日は午後からの強風、ニゴリにもかかわらず、大勢の釣り人が好漁に恵まれた。 13〜14Cmの小型ながら、非常に強い追いを楽しむことができた。
だが、上流の放流部は例年の如く、川全体の鮎が薄く、数がでなかった。好ポイントの江津や福岡では ハミ跡すら見ることがまれだった。

一方、下流部は鮎の型も良く、17〜18Cmのオトリサイズが良く追ってくれた。
特に山の庄、川北大橋、辰口橋では8月のチャラ瀬、9月初旬のトロ瀬が好調で、 釣果数を伸ばすことができた。残念だったのは、9月中旬まで釣れ続いていた手取川が台風や前線の 影響の大雨で終わってしまい、子持ち鮎が釣れなかったことだ。


平成10年度寸評
本年は春先の天気が安定していた割には、6月16日の解禁日の第一感は「今年は 鮎が薄い」だった。案の定、型はまあまあだったが、数はでなかった。
6月下旬より7月の初旬にかけて雨が降り続き、酔鮎塾のメンバーでさえオトリが替わらずに四苦八苦 することが、多々あつた。

その後、また8月中旬の大雨で鮎釣りができなくなり、ニゴリが取れたのは9月初旬になってしまった。 だが、第三ダムが底水を流し続けた為、そこより下流部は14〜15℃の低水温とニゴリに悩まされた。
従って、吐き出し口の上流で釣りをすることが多くなった。ここのトロ場は良型が目印を引っ張り込んでおもしろかった。 またトロ場の上の淵釣りを初めてやり、ガンに付いた大鮎を釣るという、新鮮な経験もした。

しかし、ここも9月22日の台風で終わってしまい、8月に右腕をケガしたこともあるが、年間を通して情けない釣果となってしまった。

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