母なる大地に生まれ
父なる自然に育ち
大いなる空で舞う
ひとひらの蝶

なにゆえこの狭き迷宮に迷い込んだ
そこに青空が輝いているのに
そこに美しい野原が広がっているのに

目に見えないクリスタルの壁に閉ざされ
無益な行いだと知らず
弱々しいはばたきを
力の限りに続ける

外部への憧憬
自由への陶酔

薄暗い部屋の中
弱々しい最後のはばたきの後
あまりに静かな死をとげる