夢うつつ

       

陰鬱な雲に覆われた空
粉雪が舞い落ちる
やがて世界を白く覆い尽くす
樹木を凍らせ
街を凍らせ
母なる海を氷で閉ざす
そしてこの我が身も

雪の冷たさに耐えかね
雪の重さに耐えかね
膝をつく
雪は執拗に僕を責める

薄れ行く意識の中で

僕は見たのだ
陰鬱な雲の隙間からのぞく青い空を
明るい光線を放つ太陽を
僕は聞いたのだ
雪解けの音を
確かに僕は聞いたのだ
小鳥達のさえずりを