倶利伽羅峠の歌

この歌は、刈安小学校に代々伝わる歌です。
源平の倶利伽羅峠での戦いを中心に歌われています。
作詞者は、八波則吉氏、作曲者は大西安世氏ですが、歌が作られた年月日やいきさつについては、くわしくわかっていません。



1.木々の若葉に風かおる
  寿永二年の夏のころ
  ひうちが城をおとしいれ
  幸先よしと勇み立つ
  維盛の軍七万騎
  砺波山にぞ陣をとる

2.埴生の宮に祈願こめ
  必勝期せる木曽が勢
  七手のいくさ所々に伏せ
  義仲万騎の将として
  八幡林あとに見つ
  黒坂口にぞ陣を取る

3.陣と陣とは程近し
  矢合わせの時至りぬと
  源氏方より三十騎
  楯の面にあらわれて
  上矢の鏑一どきに
  平家の陣へ射入れたり

4.鏑のひびき空に消え
  矢叫びの声静まれば
  平家方より三十騎
  楯の面にあらわれて
  上矢の鏑、一どきに
  源氏の陣へ射入れたり
5.源氏方より五十騎出せば
  平家方にも五十騎出し
  源氏方より百騎出せば
  平家方にも百騎だし
  互いに鏑射交わしつ
  かくてこの日は暮れにけり
 
6.時こそ来つれと木曽が勢
  四百の火牛先立てて
  七手に伏せし五万余騎
  えびらの方立打ちたたき
  一度にあぐる鬨の声
  山もどよみておびただし
7.すわこそ夜討と平家勢
  弓取る者は矢を知らず
  矢を取る者は弓知らず
  人の馬には我乗りつ
  我が馬、人にのらせつつ
  右往左往に乱れ立つ
8.如法深夜の五月闇
  くりから谷の谷底へ
  親が落つれば子も落つる
  馬が落つれば人も落ち
  さばかり深き谷一つ
  平家の軍もてうめにけり
9.平家は亡ぶ壇ノ浦
  源氏は絶えぬ鶴が岡
  七百年の夢のあと
  倶利伽羅峠弔えば
  古りし石ふみ義仲の
  ねざめの山か月悲し

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