蝉の抜け殻

夏は先ず、ニイニイ蝉のシーシーで幕開け。

続いて、アブラ蝉のジリジリと、ミンミン蝉のミーンミンミン、クマ蝉のシュワシュワで真っ盛り。

暑い暑いもつかの間で、法師蝉のツクツクで晩夏となり、カナカナカナで日が暮れる。

 空蝉の身をかへてける木の下に猶人がらのなつかしきかな  (光源氏)


空蝉の羽におく露の木がくれてしのびしのびに濡るゝ袖かな  (空蝉)
N君からのおたよりです。


異常な暑さが続く毎日。炎天下で蝉を追いかけていたころの元気を思い出しながら
ただ、暑い季節が終わらないかと首をすくめて秋を待つ。

8日に立秋を迎え、今はもう秋なのですけれどね(*_*;