■歴史を秘める峠みちに一大交流郷
 津幡の歴史を彩った一本の道−−−北陸道。古代から官道・五畿七道の一つに数えられ、江戸期には加賀藩の参勤交代の道として整備されました。
 この道筋にある倶利伽羅は、石川-富山の県境にある峠。平安末期(1183年)に源氏と平家が合戦を繰り広げたところで、木曽義仲による「火牛の計」は、あまりにも有名です。
 つわもの共の攻防の史実を秘めた峠一体は、近くの倶利迦羅不動尊への参詣の賑わいも加わって、今、自然の景勝地として訪れる人は四季絶えません。建設省による「歴史国道 〜歴史とロマンの体験みちづくり〜」に選ばれ、交流や研修の体験拠点となる倶利迦羅塾の開塾によって、峠一体はますます人が集い、人が和す、一大交流郷に変わろうとしています。