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HONDA

ゼロ金利政策とは、日銀の金融政策の1つで、政策ターゲットにしている短期金利をゼロ近辺にする政策。

日銀が金融政策のターゲットにしている金利は、従来は公定歩合であったが、現在は無担保コール翌日

物の金利になっている。1999年3月に日銀は、無担保コール翌日物金利の誘導目標を史上最低の0.15%

に下げて、ほぼゼロとし、ゼロ金利政策が導入された。これで金融緩和の手段として金利コントロールする

ことについては手詰まりとなり、その後は日銀からの供給資金量、つまり日銀当座貯金残高をターゲットと

する量的緩和を導入するに至り、2004年12月段階で、まだその状態は続いている。

日銀は九日の政策委員会・金融政策決定会合で、量的緩和策の解除を賛成多数で決めた。消費者物価

指数が安定的に前年比ゼロ%以上になるなど解除の条件が整ったと判断した。日銀は市場に供給するお

金の「量」を目標にする異例の金融政策を五年ぶりに脱し、金利の調節を通じた政策に復帰する。ただ、当

面は短期金利をゼロ%程度に促すゼロ金利政策を継続し、景気を下支えする。

今後、ゼロ金利政策解除により、徐々にではあるが住宅ローンの金利は着実にアップするであろう。現に、

もう金利を上げることを打ち出している銀行もある。

このことを背景に、銀行の長期金利を利用した住宅ローンの駆け込み需要が高まってきている。買い物の

金額が大きいだけに、1%金利が違うと、恐ろしく支払う金額が違ってくる。

住宅業界を下支えしていた、住宅ローンの低金利は終焉を迎えることとなった。

ゼロ金利政策解除。今後の住宅ローンに与える影響は・・・・。