<自閉症はどのような障害ですか>
Q.自閉症をご存じですか?
A.こんな症状を複合したものが、自閉症と考えられています。生後2歳半くらいま
でに明らかになる一種の「発達障害」です。その症状は色々とあり複雑ですが大
別しますと下記のようになります。
○「認知の障害」
自分自身や周囲の状況がよく分からないことがある。
〇「社会性の発達の障害」
社会の色々な決まりが分からず、友だちとの遊びもうまくできない。
〇「言語発達の障害」
言葉が全くないか、あっても会話の成立が難しかったり、特異な言語やおうむ
返しであったりする。
〇「常同的な行動」「こだわり」
他人にとっては奇妙な行動を繰り返したりする。体を揺らしたり、手をひらひ
らさせたりする。
〇「運動の障害」
どことなく不器用でボール投げなどがうまくできない。これらの行動は子ども
によってさまざまで、同じ年代でも現れ方の程度は違います。
「心の病気」や「実見の育て方の問題」「スキンシップの欠如」というこ
とは全く原因ではありません。情緒だけの問題でもありません。
Q.自閉症の人はどれくらいいるでしょう?
A.せまい意味での(典型的な)自閉症は、児童1,000人に約3人いるとい
われています。広汎性発達障害(PDD)あるいは自閉症スペクトラム障害
(ASD)も含めると、児童100人に約1人いるといわれています。日本人の
人口に置き換えると、おそらく100万人を超えるものと思われます。
Q.どうしてこのような障害が起こるのでしょうか?
A.先天性の脳の機能的障害です。
○本質的には「脳の機能的または質的障害」「中枢神経機能の障害」と考えら
れています。具体的に言うと「脳機能の統合化のプロセスの障害」です。
幻覚や妄想をともなわないところから、統合失調症などと同質の精神病理で
はないと考えられています。自閉症はおそらく先天性または、出生まもなく
の発達障害に基づくハンディキャップと言えるでしょう。
〇今のところ脳のどの部分の障害かはっきり分かっていません。また原因も不
確定です。
  
  
自閉症には個人差があり、これらの特徴が種々に組み合わされて障害が現れます。
また自閉症は単独で生じることもありますし、精神遅滞(知的障害)・学習障害など
別の発達障害やてんかんを合併することもあります。
社団法人 日本自閉症協会HPより
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