【大真面目に遊んでおるのですよ】バックナンバー
【2025/1バックナンバー】けして今に始まったことじゃないですけど、
此処だけ見てると、なんだか私って何屋なんだろうかと思わんでもない訳ですが(笑)。
いや、本業の蜻蛉玉方面の仕事って、
呼吸の如く当たり前にするからこそ本業なんですからねいやホントに(笑)。
工場とかの作業じゃありませんので、
けして判で押したスケジュールで仕事してるってことでもないですけど。
だからこそ裏稼業とかなんとか、遊び要素満載なことのひとつふたつ出来る訳で。
さて、
本館のほうでほぼ毎週垂れ流し続けている馬鹿話のバックナンバーなんですが。
別館復活に伴いまして、『概ね月替わり』ということにしましたけど、
そんなことを厳密に決まり事にする理由など欠片もないですので、
そのへんは臨機応変と言いましょうかお気楽と言いましょうか、
話題によりけり位の気楽さで丁度いいんじゃないかなあ、とか。
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【機械-4-】2025/1/4
皆さんグーテンモルゲン。
謹賀新年賀正。
皆さん存分にお正月を満喫されておられることと思います。
さて、
去年から『ジグソー』なる機械を導入して使用してるって話を続けてますが、
今、当店は正月休み真っ只中訳ですよ。
正月休みにわざわざ、
ジグソー使って作業するほど、
寂しい生き方しちゃいねえんだよってことですよ(笑)。
っていうか、
新年早々こんなこと言うのもアレですけど去年の正月って正直最悪でしたよ。
私らガッツリ覚えてますもん。
元旦の義理事終わらせて、ゆっくりメイドインアビスの一気観してましたら、
『さあ一緒に奴らを根絶やしにするそす』のところで地震ですよ。
新年も三が日もそこで終了ですよ。
朝から晩までしょっちゅう余震で揺れるわ、
早朝から日がな一日ヘリが上空飛んでるわ、
ローター音で目覚める朝なんて、
心のBGMにドアーズ流すしかないじゃないですか(笑)。
毎朝拳で鏡叩き割ってたら、拳も財布もえらいことになりますって(笑)。
まあ、当店はそうたいした被害はありませんでしたので、
苦笑いと少々のトラウマ程度で済んだんですが、
いや、正確には旋盤刃物台調整用の薄板紛失の被害で済んだんですが(笑)、
去年の正月は見事に『なかった』と言っていい訳で。
閑話とか言うのも良くないかもですけど閑話休題ってことで、
新年早々、シケた話するつもりは全くなくてですね、
去年がそんな感じだった腹いせとでも言えばいいんでしょうか(笑)、
今年は去年のぶんまでゆっくりしようじゃねえかよ的に、
念入りにゆっくりと遊び暮らす正月休みにしてるんですよコレが。
人間、やはり『どこかで元を取りたい』という心根は大なり小なりあるようで、
今年の正月は自分でも驚くくらいにのんびりしている次第。
一応公言した『休み』ですので明日までのんびりしまして、
次回からは通常に戻ると思います。
そういう訳で、
今年も宜しくお願いいたします。
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【機械-5-】2025/1/11
皆さんグーテンモルゲン。
仕事始めの日のことなんですけどね、
去年の仕事始めにやろうと思ってたらいろいろあってできなかったんで、
今年こそってな感じでやりました的なことをやったんです。
此処で本業の話は基本的にしないことにしてはおりますが、
これは直接本業話してる訳じゃないってことで続けますけど(笑)、
蜻蛉玉作る際に『徐冷』という冷却工程があるんですが、
そのときに『灰』を使うんですよ。ちょっとだけ特殊な灰なんですけど。
具体的には熱い蜻蛉玉を灰に埋めてゆっくり冷却する訳ですが、
その『灰』、使ってるうちに不純物が混ざってきますんで、
ある程度使ったら綺麗にしてやる必要があるんです。
そう頻繁にする必要もないこととは思いますけど、
不純物が増えすぎると場合によっては蜻蛉玉に悪影響が出ることもありますんで、
かれこれ10年弱使い続けてる灰のメンテをすることに。
それはもう、ステキなフカフカ感の見事な灰に戻りまして、
まるで新品の灰のようだとかなんとか、ちょっと感動できた訳で。
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『新品の灰』というのも変に聴こえるかもしれませんけど、
ある種の『灰』って、れっきとした商品として売ってるんです。
しかも、かなり高額。
で、
←コレが、
10年弱かけて溜まった灰の中の不純物。思ってたよりすげえ量。
これからは5年ごとくらいで灰のメンテすることにしようとか思った今日この頃。
さて、
ジグソーという電動工具を購入しましたので、
そいつ使っていろいろ作ってみるかよって話をダラダラと続けてきたんですけど、
今週はジグソーの出番がありませんでして(笑)。
材を切り出すあたりでは大活躍する機械なんですが、
組み上げて仕上げるあたりの段階になりますと全く使いどころがないんですよ。
電動ノコギリの一種なんですから、ある意味当然なんですけど。
それじゃ今週はと言いますと、
いろいろ細かいブツの仕上げをしつつ、
ここ最近、私も女房も『しょっちゅう使う先端工具』の種類が増えましたんで、
少しでも段取良く仕事できるようにと、ドリルスタンドの拡張と、
ビットスタンドの拡張してた、と。
特にドリルスタンドは作業効率上げる際に重要でして、
キリ箱からいちいち選んでボール盤につけて、
更に別サイズのをキリ箱から選んで付け替えて、とかなんとか、
段取悪いわサイズ間違え兼ねないわ的なことするより、
よく使うキリは一目で解るようにボール盤の横にでも立てときゃいいんです。
キリをパッと見したら0.5mmの違いはちょっと解んないですけど、
例えば3mm穴開けるところを3.5mmで開けようものなら、
その材捨ててやり直しになりますんで(笑)・・・いや、ちょっと笑えない。
ビットスタンドの方はと言いますと、
最近リューターとかドリルのビットがちょっと乱雑っぽくなってきてましたんで、
ついでと言いましょうかいい機会と言いましょうか、
ジャンク箱からいいサイズの板引っ張り出してきて穿孔して、
ナイス工房って感じの『先端工具立て』を作ったってことなんですけどね。
乱雑なのは段取悪いですし、下手すると事故のもとですから、宜しくない。
失敗も怪我も、ないほうがいいに決まってますから。
そういう訳で、また来週。
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【機械-6-】2025/1/18
皆さんグーテンモルゲン。
コレってバイス使う人の永遠の悩みのひとつなのかもしれないですけど、
材をバイスで銜えたときの『浮き』って、気になりますよねえ。
いつものことながら唐突な話なんですけど(笑)。
何言ってんのか解んない人は特に解んなくてもいいようなことですけど、
簡単に言いますと、
いろいろ加工する為にバイスで材を固定する際、
締め付けていくと材がほんの少しだけ傾くってことなんです。
これってバイスの構造上、大なり小なり『あること』らしいんですが、
いや、目に見えて傾くようなバイスであれば、
そんなものバイスと呼ぶのもおこがましい腐れバイスですから、
窓から放り捨ててもう少しマシなバイス買ってくるべきなんですけれども、
問題はこの『ほんの少し』をどのくらい許容するのかってことな訳で。
許容っていうか、工夫次第で傾きは減らせますし、
究極の手段として『傾かないバイス』というものもあるんですよ。
高額な精密バイス使う程でもないにしろ、傾かないほうがいいのは確かですから、
締め付け方であるとか、材の微妙な置き方だとかクサビ構造だとか、、
眉間の皺がとれなくなる思いして、すげえ細かいことやる羽目になるんです(笑)。
どのくらい『細かい事の話』かって言いますと、
バイスに材置いて、締め付けていきますでしょう?
締まってきて、ハンドルにテンションかかってきて、もうちょい締めてって時に、
『コッ』て感じで嫌なテンションを感じるんですよ。
そういうとき、大抵、ほんの少し傾いてるんです(笑)。
そのくらいの、細かい細かい話なんですけれども。
ほんの少しのことなら無視できる類の加工なら問題ないですし、
あとからいろんな方面で修正できるのであれば気にしなくていいんです。
実際、当店で行う加工ではそこまで神経質なのは殆どないんですが、
例えば『二枚の板をピンでピッタリ接合する為の穿孔』とかですと、
穴に角度がつくとピンが入りませんから非常にめんどくさいことになりますし、
穴を揉んだりしたくない場合には『失敗』ってことになりますから。
・・・絶望する前に、いくつか試すべき手段くらいはありますが。
とかなんとか、
こんな超細かい&マニアックな話は別館で垂れ流すべきなのかもですし、
そもそも冒頭の話は主に金属方面の加工の話なのであって、
木材を加工するってことであれば、木材はわりと融通のきく材ですし、
そこまで神経質な加工することもほぼないと言えるんですけれども。
しかしながら、バイスで掴んで加工する以上、
やはりそれなりの精度と言いましょうか性能と言いましょうか、
信用できるバイスとかクランプは常に欲している訳で。
厳密に言えば駄目なんですけど、
それでも『手バイス』で加工することも多いんですけどね(笑)
手バイスって何かって?材を手持ちで加工することですよ。
危険ですので自己責任ですけど、ついついやっちまうよなぁ(笑)。
金属重切削なんかで下手すると、指先飛ぶかもしんないぜ。
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流石にそんな作業で手バイスはやんないですけど。
神経質な作業の際には『永遠の課題』として苦悩し続けるとして、
それほど神経使わない作業・・・当店では主に座繰り穴の穿孔なんですが、
材への負荷がかなりでかい作業ですので、
コレを手バイスでやるというのはかなり無理があるんです。
径の大きな刃物使って座繰るときなんかは特に。
そんなとき用に、みんな大好き塗装コンパネを切った貼ったして、
木工用ボール盤バイス的なものを先日作ったんですよ。
当時は材を全て手切りしてましたんで、
それはもう、精度なんて言葉を使うのもおこがましいほどのグダグダっぷり(笑)。
『使えねえ』って程じゃないんですが、
直角が出てない処が悪さして、固定すると材が浮き気味になるという悩みが。
固定した材を上から押さえつけて加工というのは本末転倒ですので(笑)、
折角機械を導入したんですから、一念発起で改良しようってことに。
ついでに、これまで使って出てきた不満点もなくなりゃいいよな的な?
←できました。
命名:マルボウザグルトキガッツリオサエールⅡ(ツヴァイ)。
駄目押し的に『押さえ板』をつけてありますけど、
たとえ押さえ板がなくても、材の浮きがほとんどなくなりました。
教訓:加工の精度ってすごく大切。
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改めて思い知るまでもなく、解ってるわそんなこと(笑)。
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【機械-7-】2025/1/25
皆さんグーテンモルゲン。
今週はちょいとイレギュラーな作業してましたので、
・・・っていうか現時点でまだ作業継続中なんですが、
ジグソーの出番は全くなしでしたとさ(笑)。
どんな道具や機械でもそうでしょうけど、
使う材の形状によっては1mmたりとも出番がないってこともありますよ。
いや、今はそういう作業してるってだけで、
『木工用ボール盤バイス』に続いて、作りたいモノはあるんです。
長尺の材の長さ調整だとか丸棒の薄切りだとか、
いうなれば『ピーキーな作業にも使えるソーガイド』的な。
できればいろんな形状やサイズに対応できるナイスな奴。
今わりと時間が作れますんで、
そういうモノ作るというのであれば、この時期逃すと来年になるかもですし。
まだ作り始めてもいないモノのことは置いといて、
今週何してたかって言いますとですね、
今のところ『試作の試作を試行錯誤で製作中』的な段階ですので、
何を作ってんのかってことは敢えて伏せときますけど、
ふとしたことで『愉快なことができそうなパーツ』の存在を知りまして。
早速そのすげえ細かいパーツとその他諸々を某所から取り寄せて、
ちょっとした算数で既に持ってたパーツが使えるか調べて、
道具入れの奥に寝てた『はんだごて』引っ張り出して、
眉間に皺寄せてはんだ付けして、出来たものを採寸して、
木材切り出して加工整形って感じのことをしてたんですよコレが。
それなりに公言してることなんですけど、
私、はんだ付け方面の電子パーツ組む類の作業が大嫌いなんです。
大嫌いなだけで出来ないとは言ってねえって話ではあるんですが(笑)、
以前、大急ぎですげえ数の電子パーツ使ったユニット組む羽目になったとき、
全部組み終わった後でホントに熱出して寝込んだくらいには嫌いなんです(笑)。
何故にそこまで嫌いなのか自分でも解んないですけど、
人間誰しも『合わない事』ってあるものなんじゃないですかねえ。
『試作の試作』って言うくらいですから、
ぶっちゃけた話、寸法間違っててパーツ一個壊したり、
切り出した材を無駄にしたり、
そりゃまあ、現時点ではノウハウもへったくれもない作業やってるんですから、
失敗することなど当然みたいに思ってなきゃやってられませんし、
実寸合わせで寸法出してるようなものですからそれでいいんですよそれで(笑)。
タイトな寸法に苦悩してましたら、
女房に『それ、断じて蜻蛉玉屋がする苦悩じゃないと思う』とか言われました(笑)。
ええその通りですよ。
普通の蜻蛉玉屋は木工やらないと思いますんで(笑)。
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私、星座は水瓶で血液型Bですんで、
本業とは全く別のこと用意しとかないと駄目になる人ですから、
これでいいんです。正解なんですってば。
試作品の為のユニット一個と、当店はテスターなんか所有してませんので、
通電テスト用に両側にワニ口つけたリード線何本か作りましたら、
はんだ付けストレスゲージがかなり溜まったらしく、
唐突に何十年も前に買って封も切らずに押し入れの奥に寝かしたままの、
Z400FXのプラモが無性に作りたくなったりしましたが、
こんなときに単車のプラモなんか作り始めようものなら、
全く別のストレス大量に抱え込みそうな気がしましたんでやめときました。
・・・たとえガンプラだろうと、作ってる暇なんかありゃしねえってんだよ(笑)。
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