今月の法話

演   題 人身得(にんしんう)ること(かた)し、佛法値(ぶっぽうあ)うこと()れなり
―私たちのいのちの性質、その生かし方―
引用経典 「修証義第1章 總序」
実演会場 金沢市・H寺様「大般若祈念法会」(令和5年1月)
概要・ねらい 昨年に引き続き、檀信徒の皆様と「修証義」を読み味わわせていただきました。今回は「いのち」をテーマに、その性質の再確認と理解、そして、それを踏まえた上で、毎日をどうやって過ごしていくかを「三法印(さんぼういん)」のみ教えに触れながら考えていきます。
テーマについて 「私たちのいのち」 ―いのちの性質、その生かし方を仏教はどう説いているか?―

大勢のご先祖様の存在と善行(宿善(しゅくぜん))によって、「今という時間」・「ここという場所」に生かされ、仏法とも巡り合えた幸せな自分。「仏性(ぶっしょう)」なる「仏に成れる性質」を有したいのちを生かされている自分。その半面で、「露命(ろめい)」という言葉が指し示すように、いつどうなるかわからない、はかないいのちを生かされている自分。

そうした我がいのちの性質を多方面から確認しながら、自分がご縁をいただき、生かされている娑婆世界(人間世界)の仕組み・特徴を知り、穏やかな心持ちで「露命なる最良の我が身」を生きていくことを説きます。
所用時間 25分 配 布 資 料 あり


法話
第1回 人身得ること難し ―我がいのちと謙虚に向き合う― R5.1.20
第2回
NEW
佛法値うこと希れなり ―仏性の存在に気づく― R5.1.25
第3回
NEW
宿善の助くるに依りて ―先祖の善行― R5.1.26
第4回
NEW
露命であるということ ―無常の風が吹き荒れる中で― R5.2.3
第5回
NEW
三法印のみ教えに出逢う ―この世の仕組みを認めていく― R5.2.4

過去の法話
R4.12 菩薩として生きる
R4.10 布施といふは -永光寺(ようこうじ)誕生に見る「布施」行-
R4.8 偏らない生き方を -「誰一人として取り残されない社会」の実現のために-
R4.1 不退転(ふたいてん) -(しょう)(あき)らめ、死を(あきら)むるは-
R3.4 菩薩(ぼさつ)様”のように生きる
R2.11 仏の慧命(えみょう)嗣続(しぞく)する
R2.8 「“with コロナ”の「お盆」、どう過ごす?」
R2.6 「通夜説教」①~④
R2.5 「コロナに学ぶ“人生の生き方”」
R2.4 「彼岸は此方(ここ)にあり」
R2.3 「遠離 -コロナより怖いのは人間!?-」
R2.2 「坐禅の‶用心″を働かせて」
R2.1 「未来に願うもの ―純白(じゅんびゃく)(ごう)に生きる―」