馬坂不動尊改修工事

工事執行期間 令和2年2月2日(日)〜6月29日(月)


平成21年の崖地工事を受けて、平成22年には「馬坂不動尊」の屋根瓦全面葺き替え等、大がかりなお堂の改修工事を行いました。以来10年。この間、下記4点の懸案事項が生じました。

(1) 参拝時、山を流れる湧水による泥が床上に溜まり、履物や衣服が汚れること
(2) 参拝用の鈴、荘厳の幕や御簾の老朽化
(3) 不動尊の竜の口から湧水が流れなくなったこと
(4) お堂に水道の蛇口がないこと


特に(3)については、かつては龍の口から滔々と流れ出てくる湧水が眼病に聞くとの噂が拡がり、水を汲みに来る方が多く訪れ、信者もたくさんいらっしゃったものです。しかし、ここ数十年、湧水は枯れたのか、往時の勢いは衰える一方でした。

そんな中、救世主の如き施主家のお力によって、馬坂不動尊は蘇りました。残念ながら自然の湧水は弱くなり、往時のようにはいきませんが、新設した水道に加えて、外的な力を使用しながら、時折、水が流れるようになりました。(運が良ければ見れるかも・・・!)

加えて、人工芝のジョイントマットを敷き詰めました。これが防水効果を発揮すると同時に、泥ハネを防ぐため、衣服を汚すことなく、安心してお参りできます。また、鈴や幕、御簾も刷新し、見た目にも随分と生まれ変わったような印象を覚えます。そのためでしょうか、「千羽鶴」のご寄進もありました。施主様は近隣の方で、後日、ご連絡をいただきました。新しいご縁も育まれ、感謝するばかりです。千羽鶴作成にお力添えいただいた方々には、この場にて深く御礼申し上げます。尚、詳細及び写真は後日、UPさせていただきます

最後になりましたが、今回の工事にお力添えを賜りました施主家並びに金沢笠間屋様には、この場にて深く御礼申し上げます。

刷新された人工芝のジョイントマット及び幕 刷新された鈴と御簾


龍の口から滔々と流れ出る湧水 勢いよく水しぶきを上げて流れ落ちています