啓白文奉読(けいびゃくもんほうどく)

啓白(けいびゃく)」とは、「申し上げる」ということです。手紙を書くときに、「拝啓」という言葉で書き始めますが、これは相手に対して「慎んで申し上げます」という意味で用いられる言葉です。

仏前結婚式における「啓白文」は法要の導師をお勤めする式師(しきし)様が自ら浄書したものを仏前でお読みする形で営まれます。式師様が仏様やご先祖様に向かって啓百文を読み上げるのは、新郎新婦のご結婚を報告し、お二人のご加護を祈念するためです。