私たちの高校は修学旅行がなかった。それでみんな心密かに修学旅行というものに
あこがれていたのかもしれない。同級生のF君が旅行社の社長に就任したのを幸い
2000年の5月にヨーロッパに「遅れてきた修学旅行」として70余名で旅立った。
これが遅れてきた修学旅行第1弾である。
今回2004年4月「遅れてきた修学旅行第2弾・・イタリアに学ぶ」を行った。
本来は2003年に行われる予定だったのだが、サーズやら中東情勢やらのため
見合わせて2004年になった。私にとってこれは幸いであった。
昨年だったら家庭の事情で参加できなかった。でもこれが災いして参加不能になった
人も大勢いる。身内の病気や、不幸や、その他諸々。参加希望人数も昨年は70余名だったのが
37名に激減であった。でもみんな元気で楽しくて・・・・・・・・・・。
また絶対2〜3年後には行こうねと言う意見が多数であった。
2004年4月7日成田空港第2ターミナル集合11時
この日に間に合うように荷物を宅配に頼む。スーツケースの鍵を忘れたら一大事と
手荷物のバックの中に入れた。がことをすっかり忘れていた。
成田集合11時だから夜行列車で行けばちょうど良い。金沢から北陸線で乗り換え無しに東京まで
行く列車は夜行“能登”と“寝台列車白山”の2本だけである。体も小さいしどこでもよく寝れる私は
“能登”の愛用者である。この列車は普段は空いていて4人の席を独り占め状態である。
この列車の中で突然“鍵”と思い出したのであるが手荷物の鞄の中に入れたことは思い出しもしない。
どうしよう!!。
世の中にうっかりしている人は私だけではないはず。きっとこんな状態の人がいる。
と言うことは解錠サービスのようなものがきっとあるはず。
あった。ハードケースではなくてよかった。錠前をカッターで切ってもらって新しい錠前を購入。
一件落着・・・・あとで手荷物の鞄の中に鍵を発見して・・・・がっかり。