ハルピン

8月28日、朝寮を出て長春の駅までバスに乗る。
一人1元、途中通りがかりのオバサンにバス停を聞くと、4人で乗ってもタクシーは8元、バスは4元だと教えてくれたみたい。バスに乗って町を見ていると驚いたことに大きな交差点の歩道で堂々と椅子を出して床屋さんをやっている。

中国ではどの町も交通信号が完備していないので、人も車もごちゃごちゃに通る。彼らには一定のルールが有るのだろうが、判らない。

とにかく一緒に他に人についてわたるしかない。
たまに信号のある場所で歩行者信号が青だからのんびりと渡っても良いのではと渡り始めたら車に怒られてた。

横断者が居ようが居まいが車はどんどん進んでくる。


長春の駅前からハルピン行きのバスに乗る。

ハルピンの大和ホテル、今もホテルとして働いている。
中もなかなか綺麗になっている。

中国は大理石を産出するのであろうか。
大理石のロビーとステンドグラスが美しい。













ハルピンのロシア街である。
町並みは綺麗で土産物などのお店がいっぱい。
反対側に有る日本橋が日本人と中国人の居住区の境目だったとハルピン生まれの人に聞いた。

日本橋を渡ることを親に堅く禁止されていたという。
小学生だったというその人はハルピンを懐かしそうに話した。

私にとってハルピンは日露戦争始まった。さっさと逃げるはロシアの兵、死んでも守は日本の兵、7月8日の戦いにハルピンまでも攻め寄せて、クロバトキンの首を取り、東郷大将バーン万歳。

この詩の出てくるハルピンでしかない。

ハルピンまでも攻め寄せたのだからハルピンは遠いところという感じだ。

ちなみに長春からハルピンまでバスは一人76元
帰りは汽車、堅い座席で冷暖房無しの列車だったから一人20元。

物の値段がどのようにして決まるのか判らない。
差が有りすぎるような気がする。