瀋陽 

8月29日朝長春の駅から列車で瀋陽に向かった。瀋陽といえば戦前の奉天、満州事変の引き金となった柳条湖事変と、少し前、脱北者が日本領事館に逃げ込んだ事件は記憶に新しい。柳条湖事変の現場には記念館もあるらしいが、列車の窓から、「ここ、ここ」と教えられた。

瀋陽の大和ホテル、現在もホテルとして営業中
近くに満鉄もあり、満州時代の日本の華やかさを伺わせる。

お昼は老遍餃子館(LAOBIAN DUNMPLING)で餃子をいただく。
お茶をパフォーマンス付きで入れてくれたり、日本で言えば全国展開のチェーン店のようなもので有名らしい。餃子ってダンプリングなのだと初めて認識した。
以前敦煌の仏像を見に行ったとき。英語のガイドがMedical Buddha と 説明してくれる仏像を、ただMedical なのだとぼーっとして聞いていたら、日本語のガイドがきて「この薬師如来様は」と言っているのを聞いてびっくりと言うか納得というか。薬師如来もお薬師様もそのまま何も考えずに花子とか太郎とかいうような名前の一種として認識していたことにやっと気がついた。そうだよねーー。病気を治してくれる神様や仏様なのだよね。


少し前まで中国旅行といえば、トイレの悩みが大きかったのですが今はマクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、吉野やなど、日米のチェーン店が出店していて、そこのトイレはきれいになっているので、その悩みも小さくなった。義兄は私たちが市場で買い物をしている間、退屈なのといろいろでよくそういう店に入って、お茶を飲んだりトイレをしたりしていた。

私たちも一度使わせていただいたが、そこで日本式トイレがsuqatであることを認識した。

言葉にして言ってみないと認識できないことがかなりある。

夕食に「火鍋」を食べてこの夜は撫順のホテルに泊まった。久しぶりにゆっりバスタイムを楽しめた。