かぶら寿司
1月1日
毎年この日に桶を開ける。今年はどうかなと心が躍る。今年は桶のたががはずれて一桶分を漬け直したりしたのと、気温が下がらないのとで少し心配したが、家族に慰められる。「こんなもんじゃない、美味しいよ」
って言ってくれるがまだ納得のいく味にはなっていない。
右の写真は毎年糀をわかすために使う瓶。年に1回しか使わない。
でもこの瓶は、何時から使っているのか分からない。
12月25日
朝から忙しい。塩に埋まっている鰤を出して皮や骨を除き7〜8センチ角の薄切りを目指して
捌くこと100切れ。一緒に塩に埋め込んであったアラはお粕汁にすると美味しいので使いやすく切って
冷凍庫に入れる。
蕪と大根は桶から揚げ、蕪は鰤が挟めるように切れ目を入れる。桶に敷く昆布を用意する。
こんな漬け方を他の人は余りしないが、我が家は昔からカブラ寿司と大根寿司を交互に同じ桶につけ込む。
夫の妹の分、私の妹の分、友達の分、娘に送る分etc.
夕方つけ込みが出来て、配達する分は配達する。お歳暮の変わりに配る。
元日の朝、その出来が分かるまでドキドキする。40年漬けても少しも安心できない。
12月24日
糀を8枚「中六」にて購入。近江町で紅鮭と身欠きニシンを購入。
すしを漬ける話になると糀はどうしてわかすのかと言う話になる。
私の所は明治23年生まれの夫の祖母(亡くなって30余年になる)がやっていたとおりに
糀のみでわかす。桶も重しも糀をわかす壺もその時のまま。私が漬け始めてから
かれこれ40年近くになる。
カメラを忘れていったので携帯で
撮った。
糀の船と「中六」の店の中
夜大量の花形にんじんを刻んで
糀をこたつの中に仕込んで寝る。
12月19日
昨日近江町で蕪50個大根15本を注文してきた。大きな蕪で重くて大変
11月23日
今年は暖冬らしく12月も後10日を残すのみとなった今日も良いお天気に恵まれた。
鰤興しらしい荒れた天候のひも無いまま今年は過ぎ去ろうとしているのだろうか。
大野のキトキト市に行って鰤を仕入れてきた。朝どれのキトキトの鰤が
手に入った。三枚におろして貰って家に帰り、塩の中に埋め込んだ。