あ と が き

 このホームページ作成にあたっては、富山県小矢部市教育委員会
及び小矢部市ボランティア育成講座監修の倶利伽羅峠三十三観音
めぐりを参考にさせていただきました。また、写真の提供にあたっては
石川県河北郡津幡町在住の久世嘉太郎氏にご尽力をいただきました。
 石川県津幡町と富山県小矢部市地内に点在する三十三観音の
写真撮影にあたっては一緒に巡っていただいた倉田 功、吉本 高宏、
山名 裕子、中西 英子の各氏に協力をいただきました。また、文書校閲
は県職員 芝田 悟氏にお願いいたしました。

                         
                         石川県津幡町  小山 西置


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三十三観音について(京田石造美術研究家による。)
観音経には、1.仏身 2.辟支仏身(びゃくし) 3.声聞身(しょうもん)
         4.大梵王身(ぼんのう) 5.帝釈身 6.自在天身
         7.大自在天身 8.天大将軍身 9.毘沙門天身 
        10.小王身 11.長者身 12.居士身 
        13.宰官身(さいかん) 14.婆羅門身
        15.比丘身 16.比丘尼身 17.優婆塞身(うばそう) 
        18.優婆夷身(うばい) 19.長者婦女身 
        20.居士婦女身  21.宰官婦女身 
        22.婆羅門婦女身 23.童男女 24.童女身
        25.天身 26.龍身 27.夜叉身 
        28.乾闥婆身(けんだつば) 29.阿修羅身
        30.迦楼羅身(かるら) 31.緊那羅身
        32.摩こう羅伽身 33.執金剛身

西国三十三所観音
         1.青岸渡寺 2.紀三井寺 3.粉河寺 
         4.槇尾寺 5.葛井寺 6.壷坂寺 
         7.岡寺 8.長谷寺 9.南円堂 10.三室戸寺
        11.醍醐寺 12.岩間寺 13.石山寺 
        14.三井寺 15.今熊野観音 16.清水寺 
        17.六婆羅蜜寺 18.六角堂 19.革堂
        20.善峰寺 21.穴太寺 22.総持寺 
        23.勝尾寺 24.中山寺 25.清水寺 
        26.法華寺 27.円教寺 28.成相寺
        29.松尾寺 30.宝厳寺 31.長命寺 
        32.観音正寺 33.華厳寺 

仏像図彙の三十三観音
         1.楊柳観音 2.龍頭観音 3.持経観音
         4.円光観音 5.遊戯観音 6.白衣観音 
         7.蓮臥観音 8.滝見観音 9.施薬観音 
        10.魚らん観音 11.徳王観音 12.水月観音
        13.一葉観音 14.青頸観音 15.威徳観音 
        16.延命観音 17.衆宝観音 18.岩戸観音 
        19.能静観音 20.阿褥観音 21.阿摩提観音 
        22.葉衣観音 23.瑠璃観音 24.多羅観音
        25.蛤蜊観音 26.六時観音 27.普悲観音 
        28.馬郎婦観音 29.合掌観音 30.一如観音 
        31.不二観音 32.持蓮観音 33.灑観音

倶利伽羅の三十三観音は三種のいづれにあたるのか。
        三十三体の観音に適当に番号を付してならべた
        ものとしか、言いようがない。これは、三種の
        三十三観音の区別が分からなくなった時代の
        所産だともいわれている。
誰がいつ何のためにつくったのか
        故松永公英先生は、倶利伽羅長楽寺の
        中興秀雅上人によって、霊場長楽寺への
        道案内として慶長年間に設置されたとなっている。
        しかしながら、実在していた寄進者の年代からして
        嘉永年間(1848〜1853)の造顕とみられている。