「一ツ灸」の様子

     

平成20年7月1日(火)午前4時、毎年のことながら、空はまだ薄暗い。そんな中、お寺の扉を開け、灯りを灯し、準備を始めました・・・。

一人、また一人とお参りの方がお寺に入ってきました。
午前5時、定刻どおりに祈祷法要が始まり、参詣者の健康祈願を行い、「一ツ灸」の由来等が書き記された巻き物(縁起)を読み、法話が始まりました。

山ノ上町の月心寺ご住職・勝田浩之老師によるご法話。

参詣者はお話に耳を傾け、話し手と聞き手が自然と一体化していました。





法話の後、いよいよ本年度第1回の「一ツ灸」が始まりました。
(写真は受付を行う人々の様子です)

本堂奥の会場には、早朝より多くの方が施灸なさいました。


「一ツ灸」を終え、“青麻三皇尊”にお参りをする人々。


午前10時から11時が一番込み合いました。

今回は、「北國新聞社」と「中日新聞社」が取材をしてくださいました。また、北國総研がケーブルテレビで「一ツ灸」を特集してくださるということで、撮影がありました。

そうこうしている間に、あっという間に、時間が午後3時となり、本年度の「一ツ灸」が終了となりました。

平成20年度の「一ツ灸」は住職に、いろんなことを教えてくれました。
たとえば・・・

@初めておいでになった方が多かった
多くの人は、これまで「一ツ灸」というものを知ってはいたものの、なかなか足を運ぶきっかけがなかったとのことでした。今回、いらっしゃるきっかけとなったのが、新聞広告だったそうです。毎年、前日の6月30日の朝刊(北國、中日)に広告を出していますが、今回は、非常に目立つ場所に出してくださいました。その効果が大きかったようです。

A「一ツ灸」を知らない方が多い
これは住職にとっては、意外なことでした。何とかもっと多くの人に知らしめたいと、現在、その方法を考えています。「どこに・どうやって伝えるか??」何かいいアイディアがある方は、知恵をお貸しいただけませんでしょうか??

B新聞記事の反響
北國新聞と中日新聞が今回、「一ツ灸」を大きく取り上げてくださいました。本当にありがとうございました。中でも、中日新聞は1面に取り上げてくださいました。それをご覧になった方でしょうか、翌7月2日は問い合わせの電話が何件か寄せられました。こんなことは、住職になって初めてのことです。そうした方々とお話をする中で、Aに書いたように、「一ツ灸」を知らない方がいらっしゃることもわかりました。


こうした情報は、お参りくださった方との対話の中で教えていただいたものです。こうした生の声は貴重なご意見です。それを参考に、より多くの人が足を運びやすい「一ツ灸」を目指していきたいと思っています。

本年お参りくださった方々、本当にありがとうございました。
皆様の健康をご祈願申し上げながら、来年もお待ちしております。