「一ツ灸」の様子


今年のテーマ
平成23年7月1日(金)
今年も「一ツ灸」の日がやって参りました。
今年はわりと暑い日が続きましたが、当日は風がよく通ったためか、お寺の中は過ごしやすい環境となりました。

時折りしも、東日本大震災が発生―翌2日からは「復興支援イベント」も行われます―そこで、今回は“復興支援の「一ツ灸」”ということで、ご参詣の皆様に義援金のお願いをさせていただきました。その詳細は後ほどご報告させていただきますが、皆様からの義援金は「石川県共同募金会」を通じて被災地に送金させていただきます。

今回、募金の呼びかけにご協力くださいました参詣者の皆様に心より御礼申し上げます。  合掌

堂内に設置された募金箱



早朝の様子
定刻5時より祈願法要、縁起奉読、ご法話が行なわれました。写真は、それらが終わり、第一番のお灸を施す人々の様子です。今年も早朝から多くの方がおいでくださいました。


お灸を終えて  
お守りやもぐさをお求めになる方
ろうそくや線香を立てて「青麻三皇尊」にお参りになる方

お灸を終えて、それぞれが堂内でのひとときを過ごしていらっしゃいました。


一服タイム
今年は翌2日から行なわれた「絵手紙展」の作品を展示させていただきました。「ほのぼの絵手紙倶楽部」の皆様の作品は日常の題材を取り上げながら、誰もが共感できるわかりやすい言葉が認められており、参詣者からの評判もすこぶる好評でした。

写真は堂内の「休憩所」で一服される方々です。かつてはこうした場所を設けることができないほど、お参りの方が多かったようですが・・・。しかし、こうした場所で皆様にゆっくりしていただきながら、コミュニケーションを取ることは、今の時代、とても大切なことではないかと感じています。まさに、時代が生み出した空間なのかもしれません。

今年も昨年に引き続き、馬坂不動尊では祈願を行なわせていただきました。お不動さんの湧き水は、あまり出ていませんでしたが、軽快な太鼓の音は上の堂内にも響き渡り、多くの方がお参りしてくださいました。

今年は「一ツ灸」に参詣することが、自分の健康を維持に加え、被災された方々への支援にもなるという“2つのいいこと”を併せ持った「一ツ灸」になったのではないかと思います。少しでもお参りくださった方が喜んでくださることを第一の目標に、質の高い「一ツ灸」を目指していきたいと思っています。