法話

―「日常に生かせる仏教」を求めて―

平成26年分

平成26年度のテーマ
「配役について」
禅寺で仏道修行に励む修行僧たちに割り当てられる様々なお役。それぞれが自分に配られた役を修行することで、禅寺の大きな車輪が回転し、日々の運営がなされています。

今回は、そんな禅寺における様々な配役を学びながら、私たちの日常生活の中にある仏教を味わっていきたいと思います。

下記の一覧表のタイトルをクリックしたら、ご覧になれます。どうぞご覧下さい。


更新日

タイトル 内容

H27,3,13
首座(しゅそ) ―“選ばれし者”の心構えとは・・・?― 修行僧のリーダーである「首座」―自分の好き嫌いに関わらず、自分がリーダー等の役職に選ばれたとき、どういう心構えで受け止めて、その役を果たしていくかを考えていきます。

H27,2,7
後堂(ごどう)単頭(たんとう) 
―指導者に求められるもの―
修行道場において、修行僧の指導に当たる後堂と単頭。修行僧を指導する配役を通じて、世間一般に指導者には、何が求められるのかを考えていきます。

H27,1,5

知客(しか) ―人付き合いの「プロ」に学ぶもの― お寺にいらっしゃるお客さんの接待を修行とする「知客(しか)」―自分の好みで相手への接し方を変えずに、どの人にも気持ちよくお寺で過ごしていただくコツとは何かを考えていきます。

H26,12,19
知殿(ちでん)侍真(じしん) 
―“ホトケに仕える者たち”の心構え―
 
お寺のご本尊様やご開山様をお護りし、その堂内の美化・清掃を修行とする知殿や侍真―そうした“ホトケに仕える”という配役を通じて、私たちがどのように自分の道を歩んでいけばいいかを考えていきます。

H26,12,2
六知事D 
維那(いの)―人を育てるということ―
修行僧の監督役である「維那」―その補佐役である「副悦(ふくえつ)」や「堂行(どうあん)」も含め、指導者がどういう心構えで日々の修行に励んでいるかを見ながら、指導者の基本姿勢について考えていきます。

H26,11,13
六知事C 
直歳(しっすい) ―人々に喜んでいただけるお寺を目指して―
“お寺の大工さん”である「直歳」―その修行がどういうものなのかに触れつつ、お寺にお参りにらっしゃる方に対して、普段からどういう心がけでお迎えしていけばいいかを考えていきます。

H26,10,11
六知事B
典座(てんぞ) −あらゆるいのちを生かす修行とは・・・?―
修行道場において、修行僧の食事作りを担当する「典座」―その修行における心構えに触れながら、私たちが日常生活において、気にかけていきたいものについて考えていきます。

H26,8,20


六知事A
副寺(ふうす)“布施を生かす修行”とは・・・?

主に檀信徒の清らかな心からの金品を取り扱うことを修行とする「副寺」―寺院における会計責任者の修行とはどのようなものなのかに触れながら、事務・会計のあり方を考えていきます。

H26,7,12
六知事(ろくちじ)@ 
監寺
(かんす)
監院(かんにん))重責を担う“仏道修行者
修行道場における重要な6つの役職(六知事)の一つで、道場における寺務全般を総監督する「監寺(監院)」―重責を担う仏道修行者のあり方を通じて、私たちが日常生活の中で責任のある立場に置かれたときのあり方や心構え等を考えていきます。
H26,5,7 侍者(じしゃ) 
―「自未得度先度他(じみとくどせんどた)」の心を起こして―
導師の補佐を務める「侍者(じしゃ)」が心がけるものとは何か・・・?そこから世間一般のかばん持ちや付き人のあり方を考えていきます。

H26,4,9
導師 
  ―求道する者の姿勢とは・・・?―
葬祭や法要儀式を中心となって執り行う「導師」という配役から学ぶ管理職・リーダー等のあるべき姿とは・・・?

H26,2,6
住職
―“仏道修行者”として、“お寺の管理職”として―
「仏道修行者」、「お寺の管理職」―そんな2つの側面から住職の社会におけるあり方を考えていきます。

H26,1,5
配役 ―“配られた役”にどう向き合う?― 一人ひとりに配り与えられている様々なお役―社会に生きる一人として、そんなお役にどう向き合うことが大切かを考えていきます。