法話

―「日常に生かせる仏教」を求めて―

平成27年度のテーマ
「峨山禅師様を偲ぶ」

平成27年は大本山總持寺2代目住職・峨山韶碩(がさんじょうせき)禅師様(1276−1366)の650回忌大遠忌をお迎えします。

峨山禅師様は石川県津幡町(つばたまち)瓜生(うりゅう)のご出身で、輪島の總持寺と羽咋(はくい)永光寺(ようこうじ)の住職を兼務なさっておられた頃、両寺・約60キロの道のりを朝のお勤めをすべく、往復したとされる偉大な禅師様です。

本年、大遠忌をお迎えするに当たり、峨山禅師様の仏道修行に対する姿勢や生き様などに触れながら、禅師様のご遺徳を偲び、仏縁を結ぶ機会になることを願います。


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更新日

タイトル 内容

H27,12,6
「人間」から「人間」へ −信頼関係あってこそ− 人から人へと行われる伝達行為−万事が関わり合いながら存在していること(衆縁和合)を体得したとき、「相承」始めあらゆる伝達行為がどうやって成立するのかを学び、それを踏まえ、私たちが日常をどう生きていけばいいのかを考えていきます。

H27,11,11
自ら手を下す ―仏法相承されし禅師様のご修行― 10月20日に厳修された峨山禅師650回大遠忌法要―「相承(そうじょう)」というテーマを掲げ、峨山禅師様と向き合い、自ら手を下して、ご修行に励まれた大本山總持寺・江川辰三(えがわしんざん)禅師様のお姿に触れながら、仏道修行者にとって大切な姿勢とは何かを学んでいきます。

H27,10,8
縁有れば即ち住し、縁無ければ即ち(つと) 我が身に訪れる様々なご縁―峨山禅師様の650回忌で結ばせていただいたご縁を通じて、「そのご縁とどう向き合い、どう関わっていくか?」をかつての永平寺の禅師様のお言葉を頼りに考えていきます。

H27,9,8
開祖様の労苦に報いること 曹洞宗の開祖・道元禅師様が体を張り、いのちがけで我々に「相承」してくださった仏法にどう向き合っていけばいいのかを考えていきます。

H27,7,11
足し算の関わりを 
瑩山禅師(けいざんぜんじ)様が弟子たちに願ったこと―
 
「弟子たちよ、自分の亡き後は皆で協力して仏法を護り伝えていってほしい」―そう願ってご遷化(お亡くなりになること)された瑩山禅師様―その願いに込められた人と人の関わり方に触れながら、今の私たちがすべきことは何かを考えていきます。

H27,6,10
相承(そうじょう) 
―10年ぶりの「ご本山」が教えてくれたこと―
10年ぶりに足を運ばせていただいた大本山・總持寺―そこで仏道修行に励んでおられる方々や新しい建物から感じたものを通じて、峨山禅師650回忌大遠忌のテーマである「相承」について、今一度、考えていきます。

H27,5,7
本当の「親孝行」とは何か・・・?
―“母の日”にちなみ―
仏道のためには親子の縁さえも断ち切ることが求められる仏道修行者―そんな修行者のお一人である峨山禅師様の生き様を通じて、何が親孝行(親への報恩)なのかを学んでいきます。

H27,4,9
相承(そうじょう)
―師と弟子の信頼関係が生み出したもの―
仏法が今日まで伝わってきた背景にある「師と弟子の信頼関係」とは・・・?