純白(じゅんびゃく)の業を勤修学(ごんしゅうがく)すべし」 
―お釈迦様のみ教え―
正法眼蔵「三時業」に見るお釈迦様のみ教え

汝等当(なんだちまさ)に知るべし、
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純黒業(じゅんこくごう)なれば純黒(じゅんこく)異熟(いじゅく)を得ん、
若し純白業(じゅんびゃくごう)なれば純白の異熟を得ん、
若し黒白業(こくびゃくごう)なれば(ぞう)の異熟を得ん。
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(ゆえ)に、(まさ)に純黒及び黒白の雑業(ぞうごう)を離るべし、
(まさ)
に純白の業を勤修学すべし

生前、お釈迦様はお弟子様たちにおっしゃいました。
弟子たちよ、よく知っておきなさい。
もし、黒い行い(悪行)を働けば、黒(悪)の結果が生ずる。
白い行い(善行)を行えば、白(善)の結果となる。
黒白(善悪)混じった行いならば、善悪双方が混じった結果となる。
だから、黒(悪行)や雑業(善悪が混じった行い)は慎んで
白い行い(善行)に努め励みなさい。

これが仏教が指し示す「業」なのです。
これを踏まえ
、「純白の業に生きる」ことを心がけ、少しでも次世代に生かされる人々に明るい未来を残していくことが、当代に生かされている我々の責務なのです。

どうか仏のみ教えに従って、自分が発する言葉や行いを調え、皆が笑顔で仲良く暮らすことを願っております。 【おわり】