抜染画

抜染画は白生地から染めて絵を作るのではなくて、無地一色染(白以外どんな色でもいいです。)で最初に染めてから生地をキャンバスにして、様々な薬品を使い、抜染をしたり、色を薄くしたり、他の色に変えたりして絵を描いていきます。
高度な薬品の知識や技術を必要とします。
また、絵心も無いとダメです。
染色補正の作業の中に高度なものが有ることがわかると思います


桔梗屋6代目 山田幸造さんの抜染画です。
昭和54年の作品です。
題名は  夕靄 馬 です。
黒染の抜染画に定評がありました。
黒無地一色染から見事に馬を描いています。黒、白、茶色、黄色、と様々な色が出ています。
山田幸造さんの高度な薬品の技術と知識がわかると思います。