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事の始まりは会社で見つけた不良品。無造作にカウンターの上に置かれているノートパソコンを見て、小生にっこり。早速装備を確かめ、抜ける物は抜こうと構えたところ、起動しない。ACアダプターを差し込めば電源が繋がった表示は液晶に表示されるが、スイッチを入れてもうんともすんとも言わない。もちHDDは回転していないし、冷却ファンも回らない。その後管理者に確認すると、廃棄処分なのでどうぞお持ち帰り下さいとのこと。にっこり。
と言うわけで家に持ち帰ったFMV5133NA。まずは電源周りに異常がないか確認しようと分解を始めた。このマシンはドライブ類はワンタッチで交換可能で、CDDとFDDはすぐ外せた。HDDとバッテリーもカバー一つ外すだけであり、ここまでは分解慣れした小生にとっては目をつぶってもOK(^o^;; つづいて裏側のボルト類をすべて外し、次にキーボードを外しにかかる。この頃の富士通のマシンはキーボードを外してメモり交換するため、キーボード側からのアクセスも必要に違いない。って訳でキーボードを外してもまだ電源にアクセスできない。。。仕方がないので、トップカバーを外し、キーボード下のアルミパネルを取ろうとしたら、ええーっつ!?液晶部外さんかったらパネル取れんやんけ!で、結果が写真の通り。
電源部の確認するために全部分解してしまいました。そこで分かった事。なんとCPUはマザボの裏側に取り付けてあるんですね。写真で見える放熱版の裏っ側にありました。(すっげー設計)電源部を目視で見ても異常は見あたりません。マザボとの接続部も疑ってみたのですが、なんとコネクタ1個で接続されているため、配線を一本一本テスタで調べる気にもなりません。落胆の内に現状復帰をすることにしました。スイッチの位置やコネクタの接続など慎重に組み立てていきます。で、念のため組立後スイッチON! マシンの液晶部にドライブマークが一瞬点灯し、立ち上がるではないですか!!!おおっ、直ったやんけ。HDDをジャンクと替えてありますので、BIOSから先には行きませんが、確かにBIOSは立ち上がっています。今にして思えば、電源部とマザボのコネクタの接触不良か、電源スイッチの噛み合いずれによる電源ボード上のスイッチ作動不良のどちらかが、立ち上がらなかった原因と思われます(このマシンは電源ボード上に物理的なスイッチがあり、このスイッチを物理的に噛み合わせた筐体外部の電源スイッチで移動させることにより電源のオンオフをします)。し、しかし表示がえらい流れています。うーん組立時に液晶のコネクタか配線をおかしくしたみたいです。慎重に組み立てたつもりだったのですが。。。しかしこのマシンは再度バラス気には到底ならない。しかもマシンスペックは133。キーボードとドライブ類の部品取りして粗大ゴミに捨てよう。と決意したのでありました。さすがに会社から頂いた物を売り払うわけには行きませんので(^o^;;
ついでに液晶部分もばらしたので写真をUPします。ちょっと見にくいんですが、液晶パネルの横にインバーター基板が取り付けられているのが分かります。実は部品取りしようかとも思ったのですが、見れば見るほど特徴的で、互換性は皆無かと感じましたので、そのまま捨てました。実はThinkPad560とLavieLW30との液晶パネルを確認しているんですが、接続コードとインバータと冷陰極管の取り付け位置がそれぞれ違うんですよね。配線を改造できれば入れ替え可能なのでしょうが。。。お手軽改造には不向きです(^o^;;