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2次元コードとは

1999.06.06一部修正

2001.04.01一部追記

 普段何気なく使っているバーコード。これは1次元のコードです。1次元コードとはデータを表示させている方向が直線方向だけのものを言います。これに対して平面的に縦方向と横方向にデータの意味を持たせたものが2次元コードです。それでは、2次元コードとはどのようなものを指すのでしょう?

 2次元コードには、スタック式とマトリクス式があります。下の図の内、右端がスタック式で、他のものがマトリクス式です。スタック式は、1次元のバーコードを複数積み上げたようなもので、マトリクス式は、碁盤の目を白と黒で埋めたようなものです。 

左からCPコード、データコード、ベリコード、QRコード、カルラコード、マキシコード、PDF417

このページを公開してから早2年。この間2次元コードを取り巻く状況は急激に変化しました。コードの棲み分けや勢力地図もだいたい出揃ったかなと言うところですし、ユーザーの関心もどのコードを使うかといったことより、どこのメーカーの機器を使用するかに移行しつつあります。また、このページが初めて公開された頃は、2次元コードの関するページは企業系のPRページが3サイト程度に小生ともう一名の個人ページだけでした。それが今では検索サイトで2次元コードと打つと、出るわ出るわ・・・。たった2年の月日がこれほどまでと、感慨もひとしおです。(なにしろその内1年はページ更新していませんし・・・(^^;

2次元コードでまともに残ったのは、データコード、QRコード、マキシコードぐらいですか?(PDF417はりっぱに生き残ってますが、ここでの論議はマトリクスコードだけですのであしからず。)CPコードは文房具業界などの一部の業界に特化した形で生きていくようで、営業戦線を縮小してきていますし、ベリコードを担いでいた三菱商事は1年以上も前からマルチコード(複数のコードの中からアプリケーションに最適なコードを選択する)に方針を変更しています。ついでにカルラは倒産したみたいだし。

国産コードのCPコードがんばれ!という小生の応援も虚しかったなあ。そうなんです。CPコードの会社が1999年末に倒産してしまいました。つい最近まで知らなかったんですけど。。。

当初思ったほど2次元コードは普及していません。小生が普段見るのはintellのCPUに付けられたデータコードとJCBの請求書に付けられたQRコードぐらいです。当初コード数の不足と大容量データを扱うという2面で2次元コードが期待されていました。しかし、近年のネットワークの普及に伴い、かなりのフィールドでコードに多くのデータを入れなくても大容量データを扱うことができるようになりました。そうです、データベースにネットワークで接続すれば末端のコードが大きなデータを持つ必要がなくなったのです。この様な環境ではコードが小さい以外にメリットが少ないと思われます。(2001.04.01)

最近携帯電話を使った2次元コード読み取りが始まっている。2次元コードは高速ネットワークの普及により、当初期待されたほど普及しておらず、はっきり言って苦戦しているのが現状である。しかし、携帯での読み取りが一般的になれば、今や二人に一人以上持っていると言われる携帯が情報端末化し、思いもかけないブレイクがあるかも知れない。商品を配送し、そこで2次元コードを直接読みとる。そのデータを携帯で記録しておいて帰社後データをサーバーに落としても良いし、読み取ると同時にサーバーに飛ばしても良いのである。何れにしても現物確認と配送時間が記録されることになり、様々なアプリケーションが考えられると思う。現状の製品は、実際には読み取りに時間がかかったり、室内(暗い場所)で読み取り不能だったりで、読み取り能力は満足できるものでなく、これから改善が必要だが、近い将来使用に耐える製品が発売されるのは火を見るより明らかであり、その時のブレイクを予感させる。(2003.03.30)

あ、それと一部かなり難しいご質問があり、忙しさもありご回答していないメール(確か2通だったと記憶していますが)がありますことを、ここでお詫び申し上げます。

2次元コードの特徴

どんなところにつかわれるの?

導入時にはこんなところに注意して

装置はどんなものを使うの?