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そもそも事の始まりは小生の家が高圧電線の真下に位置していることであった。引っ越した当初は風の強い日には電線の風切り音が五月蠅く寝られたものでなかった(今では慣れましたが)。子供が産まれた頃、義理の親父が「この家はいかん。すぐ引っ越さな。」などとのたまわっていたが、そんなに気にもしなかった。しかし、初めてパソコンを買って家で起動させたところ、画面がちらちら動いて見にくかったことで電磁波への興味がわいてきた。このパソコンはディスプレイ一体型であるが、なぜか小生の家でだけちらつきが発生する。ショップにクレーム付けに行ったがショップでは微動だにしなかった。おまけに友人宅へ持ち込んでも動かなかった。「なぜ家でだけ動くのか?」素朴な疑問であったが、すぐ高圧電線の影響であると感じた。そう言えば義理の親父は電力会社勤務であった。高圧電線の下がいかんと言ったのは電磁波のことか?そのときそう思った。ディスプレイをちらつかせるような電磁波が人体に影響を与えないと考える方が無理があるのではないのか?しかし、これ以上の情報もなく、追求の仕方もなく、長らく放置していた。
しかし、近年の電磁波論争で、電力会社に文句付けたら何とかなるかもしれんと友人に焚き付けられ、電話したのがこれからの話の発端である。電力会社の見解は「高圧電線による電磁波程度のレベルであれば人体に影響ありません。WHOの規制値の何桁も下の値です。」と言うことである。ここで論争してもはじまらないと思い、ディスプレイのちらつきでつついてみました。その過程で家の周りの電磁波をいろいろ調べてみました。そしてあちこちの文献も調べました。もちろんインターネットでも。これからの連載はこれらの調査に基づいています。本当言うともう少し突っ込んで調べたいところですが、金も暇もないものでこの程度です。パトロンいればもっと突っ込んでみますが(笑)ちなみに10mGを越えるとディスプレイのちらつきが生じ始め(個体差大きい)、20mG程度を越えるとテレビの映りに影響が出始めるそうです。一般には0〜0.2mGだそうです。