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インクジェットプリンタの目詰まり修理

エプソンのインクジェットプリンタは綺麗だが五月蠅くてノズル詰まりしやすいことで有名である。ご多分に漏れず我が家のPM-700Cも購入してから丸4年を迎え、強力なノズル詰まりに悩まされる事となりました。クリーニングの4回や5回では進展がありません。年賀状シーズンを控え、ハッキリ言って焦りました。しかし、どこかでノズル詰まりは直せるという話を小耳に挟んでいましたので、ネットで情報を探りました。一番参考になったのはこのページ(http://hp.vector.co.jp/authors/VA004478/pm750c/)です。説明が今一で分かり辛いのですが、分解可能でアルコール含浸で目詰まりが直ることだけは理解できます。ここまで分かれば十分です。早速プリンタの解体の開始です(とは言ってもヘッド部分だけですが)。

ヘッドの解体まず、上記ページのヘッドだけ分解の手順に従い、電源OFF状態でヘッドの真下にあるストッパレバーをドライバーみたいな物で手前に倒します(細い指なら指でも出来そう)。こうするとヘッドが手で簡単に移動できるようになりますので、インク交換位置までヘッドをずらします。そしてインク交換と同じ要領でインクタンクを外します。次にインクタンクの蓋(写真の青い奴です。両方外す必要があります)を外します。結構外しにくかったりしますが、構造は簡単なので、どうしたら外しやすいか考えながらやって下さい。くれぐれも取り付けの突起を折らないように。。。

その後ヘッドの向かって左下のバネを外し、右下のネジも外します。これでヘッドを押さえていた金属製のバーが外せます。バーが外れればフレキシブルケーブルが接続されているヘッドを持ち上げることができます。このケーブルは挟まっているだけという情報ですが、万一外して復旧できなかったら後悔しますので、小生は外さずにひっくり返して作業をしました。下の左図はヘッドを取り出してひっくり返したところ。右図はヘッドの取り付け状態を上から見たところです。

目詰まり解消ひっくり返したヘッドに付着したインクを拭き取った後、ティッシュをヘッドより少し大きいくらいにたたみ、アルコールを滴るくらいに含ませます。ヘッドの上にティッシュを置いてその上からアルコールを徐々に落とすと良いでしょう。参考にしたページに綿棒作戦が記載されていましたが、小生の場合には綿棒では屁の突っ張りくらいでした。迷わずティッシュ作戦で行きましょう。こうして置いておくと徐々に各色のインクがティッシュに滲んできます。アルコールが乾きそうになったら追加します。ティッシュのインク滲みが各色縦一列になったら詰まり除去の終了の目印です。逆の要領で組み立ててインクボトルを入れて完了です。

インク切れクリーニングを行って、テスト印字の結果はI GET IT ! なーんちゃって。バッチリ直っています。喜び勇んで年賀状の印刷を開始したところ、およよ?!みるみる印刷が青みがかって来るではないですか。「さてはマゼンダのインク切れか?」目詰まり印刷すると、赤色だけがすっぽり印刷されていません。手動で一旦インクカセットを外していますので、インク残量検知が利いていないのです。

印刷不可能仕方がないので、インクを買いに走りました。そして店頭で、ムラムラッと起きた変な考えがこの後の悲劇につながります。インクカセットは1300円也。隣に「交換インク2100円、交換3回分」おおっこれば噂の交換インクか! と掴んでレジに並んでいたのでありました。そして帰宅後先程の洗浄と同じ様に手動でインクタンクを外し、取り説通りにインクを注入して注入したインクを戻します。そして入念なクリーニングの後目詰まり確認印字。???あれ?カラーインクが全く印刷されない。外して注入部のシールを貼り替えたり、以前の空カセットを引っぱり出してきてこれに注入してもインクは出ません。冷や汗が流れます。

ジャンクの購入ヘッド壊れたんやろか?それともインクカセットが死んだんやろか?作動は問題ないのでこの何れかに違いない。カセットは1300円で確認できるが。。。駄目やったら合計3500円の無駄金。この際新しいプリンタを買おうかとも思いましたが、Mac対応は全てUSB接続で、Macとシリアル接続できるプリンタなんて市場から消えてしまっています。今更オールドマックのUSBカードなんて買う気にもなりません。ちょうどこの時ヤフオクに取り敢えず印刷はできるがクリーニングのパーツがないジャンクPM-600Cを発見!カタログスペックからヘッド周りの部品は700C、750C、600Cは同じらしいと睨んでいたのです。早速GET(しかし送料、振り込み料が高付き1900円の出費;;)しか〜しGETした600Cが目詰まりだらけ。これも洗うのか〜(^-^;;その前にカラーインクが残量あるみたいなので、インクカセットの検証です。インク交換ボタンを押してカラーインクカセットを交換します。そして印刷、ちゃんと印刷できとるやないかい!ヘッドは無事みたいです。うーん、インクカセット買っとけば良かった。

印刷不良の検証こうして復活したPM-700Cでしたが、再びインク切れ〜!!!ヘッドが無事なことは分かっているので、余裕をかましてこのインクカセットにインクを注入します。そして同じように元へ戻して、印刷。あれっ!?また印刷されません。なぜ??一体何が悪いのか今度は冷静に考えます。ひょっとして?。一つの仮定が頭に浮かびます。インクが出ないのは何時も手動取り付けしたとき!?早速インクカセット交換ボタンを押します。ヘッドは交換位置まで移動します。そしてインクカセットを取り出し、注入部のインク漏れをティッシュで入念に拭き取った後、再びそのカセットを装着します。装着が完了すると700Cは自動的にヘッドを待機位置へ戻します。そしてテスト印字です。

OK!邪魔ないやないか。見事に仮定は検証されました。何の事はない。700C君はまともな手順で装着されたインクカセットからしかインクを供給できないように制御されていたのです。そんな細工できるように思えませんが、そう考えるしかありません。ヘッドの洗浄作業は1時間以上かかりますので、インク交換状態で放置するのは精神衛生上良くありません。このため手動で作業を行っていたのですが、最後のインクカセット装着は手動では駄目だと言うことです。冷静に考えてインク沢山と1900円が無駄になりました。(;_;)まあ勉強と諦めましょう。という事で、小生の失敗をお知らせするとともに皆さんには同じ轍を踏まないようにお祈りいたします。

ちなみにこの後ブラックインクも切れまして、買いに走りましたが、10時過ぎで電気屋は営業終了。仕方なく文具屋で再び替えインクを購入しましたが、同じ轍は踏まずに済みました(^o^//

冷静に読み直すと、かなり分かりにくいので、分解写真とティッシュでのクリーニング中の写真を追加しました。(2002.02.10)

当ページの読者でいらっしゃる”あべ”様より、大胆な目詰まり解消方法のご連絡を頂いております。実はどーせ家のPM700Cは2002年末にも目詰まり起こして直さなあかん、と思っていましたので、自分で検証してからと思っていたのですが、どういう風の吹き回しか昨年末の目詰まりはクリーニング2回であっさり直ってしまい、バラスのも面倒!と言うことで何もしてませんm(_ _)mと言うことで、方法の紹介のみさせていただきます。kakiには一切問い合わせしないように、分かりませんから(笑)

情報の原文は「カートリッジをはずして、カートリッジの吸込み口へ直接アルコールをたらし、小さなアルコールのプールを作ってからクリーニングをしたら、かなり改善が見られました。これが、全ての場合に使えるかわかりませんが お手軽でとってもいいですよ。方法としては外装パネルをはずして収納位置で実行(アルコールをたらす)だけです。そのあと、下部にアルコールとインクが垂れていますので 掃除は必要です。」
kakiの理解では、
1.プリンタの外装パネルを外し、
2.インクカートリッジを取り外し、
3.インク吸い込み口(下から突起が出ている所、上の2段目中央の写真参照)にアルコールを溜まるくらいに入れる、 暫く放置して4.アルコール溜まりが無くなったらカートリッジを装着してクリーニングを実施。
でしょうか?アルコール供給を外装パネル外して現位置で行うのは、カートリッジ交換位置で行うと、垂れたアルコールの掃除が難しいためと思われます。(2003.02.02)