「一ツ灸」の様子


今年のテーマ 〜「明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)」〜
平成23年・24年の2年間を通じて、3・11の大震災の被災地への支援活動を行わせていただきました。本堂や馬坂不動尊に募金箱を設置。皆様からいただいた多大なるご支援を宮城県や福島県にお届けさせていただきました。

こうした活動を通じて、「一ツ灸」をお伝えしていくことに加え、世間に何か仏法の光を照らすことができるような活動ができたらと思うようになりました。

歴史を振り返れば、いつの時代も、どんなに解決困難と思われた課題でも、多くの先人たちが一生懸命精進しながら乗り越えてきたことで、今があることに気づかされます。そんな先人たちの生き様は後世に生きる私たちを元気づけてくれます。

また、私たちには苦難を乗り越える可能性や力が秘められていることに気づかされます。それを禅の言葉で「明珠在掌」と言いますが、そのことを皆で共有し、明るく希望のある未来を生きていけたらという願いを持って、今年の「一ツ灸」をつとめさせていただきました。

「明珠在掌」を話す住職



早朝の様子 〜祈願法要〜
定刻5時より行われた祈願法要の様子です。法要⇒縁起奉読(一ツ灸の由来について記された巻物を読みます)⇒法話⇒施灸という順番で「一ツ灸」が始まります。

祈願法要の様子




「一ツ灸」が終わって 〜休憩所〜
お灸が終わってもゆっくりしていただけるようにと、お茶やお菓子を準備して一服していただく場所を数年前から設けました。今では休憩所の存在が随分浸透してきたようで、「一ツ灸」を施灸し終えた方々がお茶を飲みながら、話に花を咲かせていました。

どうやら、こうした場で新しいご縁が生まれるようで、参詣者同士が親しくコミュニケーションを取れる場として活用されるならば、こんなにうれしいことはありません。


話に盛り上がる参加者



遠方より
「一ツ灸」には市内のみならず、市外や他県からいらっしゃる方もいらっしゃいます。特に福井県の三国地区からは今年も団体さんで来てくださいました。

そうした遠方の方が金沢の高源院まで足を運んでくださることには本当に頭が下がります。


遠方よりいらっしゃった
参加者


今年も、馬坂不動尊では祈願を行なわせていただきました。軽快で力強い太鼓の音が上まで響き渡り、多くの方がお参りに行かれました。

また、併催して行わせていただいた「(おぼろ)の花寄せ 白山山麓染(はくさんさんろくぞ)め 島田鯛子展」も大好評でした。詳しくはこちらをご覧ください。


過去の現場を直撃!!

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