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事の始まりはあるHPで166にクロックアップ、233にCPU換装サービスという記載を見てからである。ショップでクロックアップやCPU換装できるのなら自分でもできるのではないか?こんな甘い幻想が頭をよぎった。メモリの増設は購入当初から行っており、HDDの取り出しは既に経験済みで、頃合いの良いHDDが入手できたらすぐにでも交換予定であったが、CPUははなから諦めていた。そこにこの様な記載を見つけたものだから、またぞろ悪い虫が騒ぎ出した。ネット検索しても富士通の薄型ノートFMV5133NPのCPU換装や解体の情報は見つからない(大体見つかってたらとっくの昔にばらしている(^o^;)。成るように成るさとばらしたのがこのページの内容です。ハッキリ言って、リスクが大きすぎて小生には最後まで行く気になれませんでした。ショップでやってくれるのなら頼もうかななどとも思っています。
まず本体をひっくり返して裏側にあるボルトをすべて外す。実際は外さなくてもいい物もありそうだが、ほとんど外さないといけないので、四の五の言わずにすべて外します。ついでにバッテリとHDDも外します。特にバッテリの外した後に見えるボルトも取り外し必須です。それと背面にあるボルトもすべて外します。
表にして、ディスプレイを開くとキーボードが外れます。キーボードにはフィルムコードが付いているので丁寧に開き、さらに開いたところにある外装用のボルトをすべて外します。外した後上面の外装を外しますと言いたいところですが、後部に引っかけ爪があり、動作表示用の白黒液晶部の現状復帰に不安を感じた筆者はここでギブアップしました。実際には外装を外して、さらに基盤上に取り付けてある金属プレートを外してやっとCPUに到達することができるようです。でも、ここまで行ったらディスプレイ以外は全解体と言ったところで、実際液晶取り付け部のねじも外しているので、外装と一緒に液晶取り付け部も外れそうでした。現状復帰を考えると現役マシンではなかなかこれ以上できないと感じた私でした。ちなみにここまでの所要時間は30分もう一度やれば15分ぐらいでできるでしょう。
親父に貸していたらCDが入ったまま出てこないとのこと。よくよく聞けば無理矢理押し込んだとのことである。どうせ何かが噛んでいるのだろうと分解修理することとした。この機種は拡張ステーションにCDが付いているので、CDの分解はきわめて簡単。拡張ステーションの裏蓋を外すと、FDDとCDが見えるので、CDを本体から取り出した。
下の写真はCDを取り出した後のものである。
CDはフィルムコード2本で本体に接続されており、取り付けねじとこのコードを外すと左のように取り外せる。コネクタはどうも半田付けがされているようで、汎用品との互換性は無いようである。もっとも半田付け覚悟ならなんでもできるが(^-^;;
構造はきわめて簡単。バネで常にCDトレーは前へ押されている。これを爪で引っかけて出ないようにしているのだが、この爪を小さなシリンダで引っ込めれるようになっている。写真の青いのがそのシリンダである。緊急用の取り出し穴は爪を引っ込める棒を押すようになっている。
さて、ではなぜトレーが出てこないのか?バネで出るようになっているのだから何かが邪魔をしているに違いない。ヨーク見ると、ありました接着剤付きのゴムが張り付いていました。写真はそのゴムを除去した後の接着剤の痕です。これでCDは無事正常になりました。分かってみると他愛ないんですが、開腹しないと絶対分かりませんよね。(2001.7.29)