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即身仏である蓑亀が英霊として登録されると、霊廟はより仏教的に変質した。
特に大きな変化は霊廟の情報を集積するという性質から、虚空蔵としての機能を持つようになったことである。
これにより霊廟は英霊登録プロセスを独自に行うようになり、また時空を超えてその対象を広めていった。


しかし、変わらないこともあった。英霊同士の爪の立てあいである。
彼らは永遠ゆえに暇をもてあまし、また再生時に虚空蔵から記憶を読み込むことによって連続性を持てるようになったことから、そこここで英霊同士のじゃれあいが発生するようになった。