「一ツ灸」の様子


雨の「一ツ灸」
今年は早朝からひどい雨となりました。お参りにいらっしゃった方々も「久しぶりの雨やねぇ・・・」と口々におっしゃっていたのが印象的な一日となりました。7月1日は梅雨の真っ只中―それ故に雨が降るのは当然なのでしょうが、そんな足元が悪い中でも遠方からいらっしゃってくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです


自ら語る“仏法のおはなし”
いつもご法話をお願いしていた方丈様がご本山に上がられたため、お戻りになるまでの間、住職自ら法話をつとめさせていただくことにしました。今回は明治から大正の禅僧で、大本山總持寺を輪島から横浜・鶴見に移転させた石川素童(いしかわそどう)禅師様(1842―1920)に深く帰依し、禅師様と親交のあった明治の剣術家・日比野雷風(1846―1926)とのやり取りを通じて、「相承(そうじょう)」(ものを伝えるということ)についてお話させていただきました。

「相承」―双方の信頼関係を基本として、教えや技術は伝わっていきます。


順番待たず、予約なく、すぐできる!?
かつては「お参りいらっしゃる方々をどうやって誘導し、スムーズに施灸するか?」が課題だったようですが、今は違います。「いかに人に来ていただくか?」が課題になりました。今は順番を待つことも、予約をする必要もありません。いらっしゃればすぐに対応できます。そのおかげか、ゆっくりお茶を飲み、お菓子を食べながら休んでいただくこともできます。活気があり賑やかだった昔と、静かでスムーズな今と―どちらがいいのでしょうか・・・?   


休憩所の“桑茶”
今回は休憩所に富岡の桑茶を作り、置いてみました。血圧や血糖値を下げるということで、テレビでも取り上げられることがあるようですが、ご参詣の方々にも好評で、来年も準備させていただきたいと思っています。


梵人会“おでかけ講座”
今回は住職が講師をつとめさせていただいている「梵人会」の“おでかけ講座”にて会員さん20名が「一ツ灸」を学び、体験されました。
    

【左】住職より仏教の観点から「一ツ灸」の説明を行う

【中】いつもお世話になっている鳥居針灸院・鳥居先生より医学的観点から「一ツ灸」のご講演をいただく

【右】「一ツ灸」を体験する会員さん


ややゆったりし過ぎた感が否めない「一ツ灸」となりましたが、「梵人会」の会員さん始め、足元の悪い中、おいでくださった方々、また、ポスター掲示やパンフレット設置等の宣伝に協力してくださった方々には深く感謝申し上げます。宣伝等、様々な課題はありますが、来年に向けて、いらっしゃった方々に少しでも喜んでいただけるよう、鋭意、努力してまいりたいものです。

過去の現場を直撃!!

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