N-MCP
IPF2018において,東洋機械金属(株)が実演展示したN-MCP技術を紹介する.この技術は,従来の発泡成形システムと異なり,ノズルから発泡剤を拡散によって導入する技術である.この技術は,従来のシリンダ−から発泡剤を導入する技術と異なり,スクリュ−による圧力並びに温度変動が少なく,バッチ式発泡成形を実現できるように,連続式発泡成形システムとして開発したものである.圧力並びに温度変動の少ない,ノズル部から発泡剤を導入することで,拡散のみによって,均質核生成を実現できるものである.発泡剤の導入は,より微細な気泡を得るように,微細孔を有する多孔質体を通して行う事をも特徴としている.また,この発泡成形システムは,既存の射出成形機のノズル部だけを取り換えることで,容易に実現できることをも特徴としている.
現在,この技術の普及に関して,東洋機械金属(株)並びに発泡剤供給システムを提供している(株)タクミナと共に,更なる研究・開発を行っている.
N-MCP成形システム
多孔質体を介したガス導入方法による飽和時間
これらの技術に関してご興味のある方は,ご連絡ください.