各種射出成形法に関する専門書発刊

目次概要

第1章 T.物理,又は化学発泡剤の各々の特性と,発泡剤マスター・バッチ製造の手段と,発泡成形の量産実施
 1. 始めに
 2. 発泡性ガス=溶融樹脂に発泡性を付与する有用なガス
 3. 主たる固体の発泡剤
 4. 発泡成形に有用な性状が固体の化学発泡剤と物理発泡剤
 5. 塗装適性=塗装を施す予定の発泡成形品に最適な発泡剤は?
 6. 市販の発泡剤マスター・バッチの問題点に付いて=キャリア・レジンの相容(溶)性
 7. 担持の手段で製造する発泡剤マスター・バッチ=誰でも簡単に製造できる発泡剤マスター・バッチ
 8. 担持の手段での発泡剤マスター・バッチの量産の装置と方法
 9. 発泡剤マスター・バッチを用いた発泡成形量産実施の具体的な方法
10.最後に

U.物理発泡剤 ; 性状が気体と液体の発泡剤
 1. 始めに
 2. 超臨界状態 {Supercritical state(SCS),又は Hyper critical state(HCS)} に付いて
 3. UCC(ユニオンカーバイド社)法
 4. 注入する発泡性ガスの圧力制御と容量制御
 5. ミューセルが拡大していない訳(理由 )
 6. 液体を用いた発泡成形
 7. 液体を発泡剤に使用する発泡成形
 8. 起泡核剤=発泡セルを微細化する手段
 9. 補足(吸熱発泡剤と,発熱発泡剤 )
10. 最後に

V. 発泡成形における問題点,外観不具合解決の手段( ガス・カウンター・プレッシャー法)
 1. 始めに
 2. GCPとは?
 3. GCPの原理
 4. GCP実施可能な金型構造と圧気
 5. GCP装置など
 6. 装置,及び部品などの購入先,技術の問い合わせ先など
7.最後に

W.発泡倍率を高め,軽量化実施の具体的な手段;モールド・バックとコア・バック
 1. 始めに
 2. 発泡倍率を高める手段
 3. レイン・ドロップ現象
  GCP特有の問題
 4. レイン・ドロップを回避する手段,然し微細なシボは今は必要
 5. PLを強制的に精度よく開ける手段
 6. 発泡を容易にする手段
 7. 成形条件
 8. 射出工程
 9. 型締力
10. ホット・ランナー
11. 成形機の動作
12. GCP装置に付いて
13. 発泡剤の添加量
14. 実施例,及び実施形態
15. 物性
16. 発泡成形の現状
17. その他の発泡成形に付いて(参考)
18. 発泡成形において残された課題など
19.最後に

第2章 中空成形と圧空成形との量産実施に向けての具体的な技法
 1. 始めに
 2. 中空成形とは?
 3. 中空成形の歴史
 4. 注入ガスの容量制御と,圧力制御
 5. ショート・ショットでのガス注入と,フル・ショット後のガス注入
 6. ガス注入の場所による作用・効果の違い
 7. 中空成形用のノズル
 8. ホットランナー
 9. 中空成形の量産実施に最適な金型構造
10. 中空成形実施に向けての具体的な手段/成形機の動きなど
11. 中空成形に適する樹脂と形状
12. ガスチャンネル
13. アウター・ランナーとインナー・ランナー.
14. 成形サイクルを向上させる手段
15. 中空部を形成させる理由⇒冷却時間の短縮
16. 中空部を形成させる理由⇒均一なガスによる加圧
17. 中空成形の外観
18. 中空率を大きくする手段
19. 新日鐵化学(株)の成形法PFP(特願平5-136193, 特願平6-122755)の解説
20. 最後に

第3章 将来への環境投資=樹脂に関る者としての義務
 1. 始めに
 2. プラスチック・リサイクル
 3. 色の再生
 4. 物性の回復
 5. 寸法の再現
 6. 仕分け方法
 7. リサイクルの手段
 8. 成形品回収の手段
 8. 最後に

  参考文献

2022.10.20:専門書発刊


発泡成形・中空成形・圧空成形の量産実施に

向けての準備と,環境負荷低減の具体的な

手段の解説


 本書は,内容を十分理解すれば,直ちに古い技術を新しく開発した射出発泡成形,射出中空成形,射出圧空成形の量産が開始できるように記述してある.

 固体の発泡剤に関する内容で,重曹,アゾ・ダイ・カルボン酸アミド(ADCA)に代表される化学発泡剤,中空気球を用いた物理発泡剤の持っている技術的な課題と,経済的な課題とそれ等を解決する手段を説明している.又新しい手段(:担持)での発泡剤マスター・バッチ製造の方法を説明している.

 気体を用いた発泡成形には,限界があり,気体ではなく液体を用いた発泡成形の詳細な説明をしている.液体を発泡剤に用いることは,化学発泡剤の技術的,経済的な課題を一気に解決し,発泡成形の最終的な実施の形態である.

 発泡成形で問題となるスワール・マーク(発泡縞模様)をなくし,表面が平滑で綺麗なスキン層を持つ発泡構造体を得る唯一の手段であるガス・カウンター・プレッシャー(GCP)法を詳細に説明してある.

 発泡倍率を高める手段のモールド・バックと,コア・バックとの実施の具体的な手段と,GCPを付加することで,発生するGCP特有の不具合であるレイン・ドロップ現象を解決する手段を説明してある.

 中空成形と,圧空成形の量産実施に向けての詳細な内容が記載されている.特に圧空成形は発泡成形,中空成形以上に適用される成形品の領域拡大が期待される手段である.

 以前,前職で調査・開発した,プラスチック・リサイクルに係る課題(色,物性,寸法)解決の手段と,今後リサイクルを行うに当たり,必要な仕分け等の方法を示してある.




S&T出版

鈴木 康公

新保 實 金沢工業大学・名誉教授 工学博士,

コンサルSMS(プラ成形技術コンサルト)

2022年10月20日

A4判 並製本 191頁

ISBN 978-4-907002-94-7 Cコード 3058

価格(税込)55,000 円