今月の法話

演   題 通夜説教 ①~④
引用経典 修証義
実演会場 金沢市・葬祭会館(平成27年~令和2年)
概要・ねらい お通夜の起源は今から約2600年前、お釈迦様の時代まで遡ります。2月15日の夜半、お釈迦様は大勢のお弟子様方に看取られ、80年の生涯を終えられました。ある者はお釈迦様とのせいぇんの思い出話を語らい合い、また、別のある者はお釈迦様のみ教えについて議論しながら、それぞれが夜を過ごしていったそうです。

お通夜・葬儀の依頼をいただいた折には、必ずお通夜の読経の後、5分程度のお時間をいただき、法話をつとめさせていただきます。お話のポイントは以下の3点です。

(1)故人様との思い出を語らう
お通夜の起源に触れながら、故人様の生前の思い出話をさせていただきます。どの方も生前のお姿・生き様には、必ず悟りを得たお釈迦様に通ずる場面があり、それをご紹介させていただきます。
(2)仏法をお伝えする
これは法話の基本です。故人様の仏の如き生き様を通じて、お釈迦様のみ教えに触れ、参列者が仏縁を育むと共に、仏法と共に生きる喜びを体得していただきます。

(3)戒名に触れる
戒名という、あの世で我々を守ってくださる仏となって過ごす方にお授けする新たなお名前に触れ、その一文字一文字に込められた思いをお伝えします。
テーマについて ―「通夜説教の重要性」―

お通夜は普段、仏教と疎遠な方でも仏教に触れ、仏縁を育む上での貴重な場です。そのことに気がつけば、通夜説教のない法要が考えられなくなります。あまり長い時間、お話をする必要はありません。短時間でお伝えすべきポイントを絞り、参詣者お一人お一人が仏法を人生の引き出しとして活用できるよう、よき人生を送っていただくことが通夜説教を始めとする法話をさせていただく上での願いです。

ちなみに「通夜説教」を行うと、必ず「よかった」という感想をいただきます。手ごたえを感じると共に、人々が仏法の話を求めていらっしゃることに気づきます。たとえお褒めの言葉をいただいても慢心することなく、謙虚な気持ちを忘れずに、道を求めていきたいものです。
所用時間 5分程度 配 布 資 料 なし


法話

平成27年5月 故・I様 R2.6.2

平成30年12月 故・Y様 R2.6.14

令和2年2月 故・H様 R2.7.2

令和2年4月 故・M様 R2.7.28

過去の法話
R2.5 「コロナに学ぶ“人生の生き方”」
R2.4 「彼岸は此方(ここ)にあり」
R2.3 「遠離 -コロナより怖いのは人間!?-」
R2.2 「坐禅の‶用心″を働かせて」
R2.1 「未来に願うもの ―純白(じゅんびゃく)(ごう)に生きる―」