今月の法話

演   題

with コロナ”の「お盆」、どう過ごす?

引用経典 四法印
実演会場 曹洞宗石川県宗務所HP「今月の法話」(令和2年8月)
概要・ねらい 8月2日、西村康稔経済再生担当相が記者会見の席上で、「お盆のふるさとへの帰省を慎重に考えるべきである」と発言されました。この背景には、ご承知の通り、新型コロナウイルスの国内における感染拡大に歯止めが効かず、都道府県をまたぐ移動に対する警戒感があります。

1年前の夏は、連日の猛暑と熱中症に関する話題が尽きぬ中、1年後の東京オリンピック開催に向けて、日本中が大きな期待を抱いていました。しかし、1年後の夏、まさか、新たな悩みの種が増え、オリンピックまでもが1年間の延期になるとは、一体、誰が予想していたでしょうか。本来ならば、日本中が多いに盛り上がっていたはずだったのでしょうが、私たちに突き付けられた現実は、新種の脅威と“共に生活する”日々を模索しながら過ごしていくことでした。

テーマについて 「お釈迦様と共に生きる」 ―新しい時代を迎える上で―

「禍を転じて福と為す」という諺があります。まさに「コロナ禍転じて、悟りとなす」ではありませんが、今回の“コロナ禍”を、私たちがお釈迦様とのご縁を結び、いただいたいのちを正しく生かし、心安らかな日々を過ごすきっかけとなることを願います。また、これから先、コロナのような私たちの日常を脅かす存在に出逢っても、お釈迦様のみ教えをいただきながら、自らの身心を調え、前向きに生きていくことを習慣づけていただくことを願います。
所用時間 配 布 資 料 なし


法話
第1回
「無常を観ずる」 R2.8.3
第2回
「無我を悟る」 R2.8.28
第3回
一切皆苦(いっさいかいく)」なることを受け止めて R2.9.2
第4回
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)を体得する」 R2.11.14

過去の法話
R2.6 「通夜説教」①~④
R2.5 「コロナに学ぶ“人生の生き方”」
R2.4 「彼岸は此方(ここ)にあり」
R2.3 「遠離 -コロナより怖いのは人間!?-」
R2.2 「坐禅の‶用心″を働かせて」
R2.1 「未来に願うもの ―純白(じゅんびゃく)(ごう)に生きる―」