今月の法話

演   題

仏の慧命(えみょう)嗣続(しぞく)する

引用経典 教授戒文「不殺生」
実演会場 石川県・T寺様「開山忌」(令和2年11月)
概要・ねらい これまで幾度かご縁をいただき、お伺いしたことのあるT寺様は本堂と庫院を再建されたご寺院寺様です。その再建に際し、ご住職と檀信徒が幾度も協議を重ねながら、再建事業がなされたとのことです。そうやって完成したお寺は、700年近い歴史を背負いつつ、山間の大自然に包まれた立地にも相応しい仏の教えがにじみ出た雰囲気のあるお寺となりました。

このご寺院様の再建事業に垣間見る仏のみ教えを通じて、私たち一人一人に与えられている「生きる課題」について、仏教の視点から考えていくことが、今回のねらいです。
テーマについて 「仏の慧命を嗣続する」

仏(お釈迦様)のみ教え(法)は、今から約2600年前、35歳のお釈迦様が坐禅修行を通じて得たお悟り(気づき)です。それが後にインドから中国、そして、この日本へと伝わってきましたが、なぜ、今日まで途切れることなく、しっかりと伝わっているのでしょうか。この奇跡的な事実の背景に存在する僧(仏教を伝え、実践してきた人々)の存在に注目し、その生き方を見習いながら、日常を過ごしていくことが今回のテーマです。
所用時間 15分 配 布 資 料 あり


法話
第1回
「“七堂人体表層図”に学ぶお寺の伽藍」 R2.11.15
第2回
「仏の慧命を嗣続する」 R2.11.18
第3回
「不殺生 -仏のいのちを殺さずに、生かす-」 R2.11.23
第4回
「成仏 -仏に成り、仏の道を得る日常を!-」 R2.11.24

過去の法話
R2.8 「“with コロナ”の「お盆」、どう過ごす?」
R2.6 「通夜説教」①~④
R2.5 「コロナに学ぶ“人生の生き方”」
R2.4 「彼岸は此方(ここ)にあり」
R2.3 「遠離 -コロナより怖いのは人間!?-」
R2.2 「坐禅の‶用心″を働かせて」
R2.1 「未来に願うもの ―純白(じゅんびゃく)(ごう)に生きる―」