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■手向神社石堂神殿
 
平成10年(1997)4月20日津幡町文化財指定(建造物)
 古くは天平19年(747)の万葉集(巻17)、元慶2年(898)の三代実録に「手向の神」と記される。不動信仰と習合して長楽寺となっていたが、明治初期に手向神社とした。本殿は慶長19年(1614)前田利長の病気平癒の祈願のため、3代藩主利常が寄進した長楽寺不動堂、のち護摩堂になっていた9尺(約273cm)四方の石堂神殿。昭和47年建立の木造神殿内に移築安置した。越前笏谷石製の建築物で、柱・屋根・棟など重厚な拵えとなっており、彫刻も入念に造作されているなど、すぐれた建築がなされている。
 本県では遺存例のない貴重な建築物であり、きわめて希少価値の高いものである。